ゼロ計画を阻止せよ 新版: 左文字進探偵事務所 (徳間文庫 に 1-43)

著者 : 西村京太郎

• 徳間書店 (2000年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kiyosiさんの感想 · 2016年2月9日]

左文字進シリーズ

[pyonkoさんの感想 · 2014年3月30日]

身代金誘拐が大きな陰謀へと展開していく。

最後に巨大な敵がいるような含みで終わったけれど、
以降の話で解決されているのだろうか…。

[kaizenさんの感想 · 2012年8月16日]

医者と看護婦が，首相を誘拐する。
なるほど，なんとなく筋が分かりそうだと思った。
やくざと学生が誘拐の仲間だと分かって，
なんとなく展開が不安になる。
どちらの方向へ行くのだろう。

ゼロ計画が，怪しい方へ展開する。
左文字の活躍は段階的で，なるほどと思う。

[okei@読書垢さんの感想 · 2012年5月6日]

西村京太郎の「左文字進探偵シリーズ」の第三作目。
今度は、左文字が首相誘拐事件の謎に挑む。しかもきっかけは妻・史子がとある男性の死に際の最後のひと言を聞いてしまったことから始まる。こんな偶然あんのか？とは小説なので言わない。「華麗なる誘拐」に続いて事件のスケールが非常にダイナミックで爽快だ。（一作目を飛ばして読んでしまった。大失態。）西村氏を崇拝する伊坂氏の作品にも、そういえばこういった国家規模の事件の話がいくつかあったな。影響されているんだろう。
左文字や刑事の矢野の視点だけでなく、犯人側の目線からも同時に事件が描かれて行くところが、厚みが出て良い。
そして犯人グループの一人の医師である神崎が気持ち悪かった。不倫相手のナース、この男に惹かれる理由がさっぱりわからない。

著者プロフィール

一九三〇（昭和五）年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」