恋文ながし: うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫 さ 33-2)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198923785

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  • 切ない

  • うぽっぽ同心十手綴りシリーズ2巻、上司・同僚からうぽっぽと呼ばれる暢気同心の長尾勘兵衛は、袖の下・手柄を狙う本所廻りの同心・宍戸馨之介と手下が描いた陰謀、妾殺しの濡れ衣を着せられた手代を救うことができるのか?手代は大店の箱入り娘と咲くことのない恋のやりとりに、たらようの葉っぱを使うという思いもかけない手段を用いていたのだが…、各編に娘の綾乃を産んだあと書き置きを残し失踪した妻・静の面影を二十年経ても引きずっている勘兵衛の心情が絡む。うやむやにしないスッキリとした悪党退治で読後感が良い。

  • 第二弾
    弱きを助け、強きを討つ、短編四編の人情物
    意外と面白く読める。

  • うぽっぽシリーズ第2段

    一見のらりくらりに見えながら実はキレ者でめっぽう強い
    そんな同心の人情時代小説。
    登場人物がお馴染みになってきたので
    サラサラと読めます

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著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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