夜鳴き蝉: 父子十手捕物日記 (徳間文庫 す 13-7)

著者 : 鈴木英治

• 徳間書店 (2006年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[advicekiyomidosuさんの感想 · 2020年1月21日]

幼馴染みのお春のこともあるが、父親の歳の離れた相手のことも気になる。
そんな中、前の事件で、捕まえられなかった押し込み事件から２年、次の事件が起ころうとしていた。

文ノ介、勇七の二人のやり取り、成長も楽しみだし、それを支える幼なじみや、父親をはじめ上司の眼差しも素晴らしい。

[fyukawaさんの感想 · 2015年7月3日]

丈右衛門さん、やっぱりモテるなぁ。

[kazuさんの感想 · 2014年6月30日]

父子十手捕物日記シリーズ7巻、さくらの事で引け目があるのだが、惚れた娘お春と一緒に歩き、笑顔までかわす小間物売りが気になる文之介。目を凝らせば、丈右衛門が心を寄せるお知佳のもとにも姿を見せる駒蔵だった。なんとはなしに訝しさを覚えた文之介は、勇七にあとをつけさせるが簡単に撒かれてしまう…お春には初蔵と名乗っていて八掛見に行ったと話すが…。駒蔵は盗賊一味と仲間割れになり、逃げ出すが崖に追い込まれ飛び降り崖下で死骸で見つかるのだが…。文之介が成長し優れた謎解きをするが、中間勇七とのじゃれあいが無駄。

[kitanoさんの感想 · 2013年12月25日]

真面目な時代小説なんですが青春群像をあっくのがお好きな鈴木先生です
だんだん一人前の同心になってきました

[ななつのこさんの感想 · 2013年2月15日]

父子十手⑦
さくらがまさかの心変わり。
息子から父、っていうと近藤史恵の猿若町捕物帳シリーズを思い出す。
あれははなから息子に惚れてなかったけど。

[雪月ソウさんの感想 · 2012年2月15日]

さくらちゃんに振り回されて、それはそれで面白かったのですが、そのせいでお春ちゃんとの仲は微妙に。
吾市のずうずうしさが鼻につくなー。

[本読み人さんの感想 · 2011年3月9日]

たまにはこんな時代劇の本も生き抜きにいいですよ。

会話と簡潔な描写だけで進んでいきます。

江戸時代の庶民の生活や文化などそんなに踏み込んではいない小説です。

その辺をもう少し知りたいと思う方は、宇江佐真理さんの時代劇小説をどうぞ。

[いいたかさんの感想 · 2008年8月3日]

さくらちゃんてば台風みたい！
駒蔵のからくりがミステリーちっくでおもしろい。

著者プロフィール

鹿児島大学理学部教授

「2008年 『攪乱と遷移の自然史』 で使われていた紹介文から引用しています。」