敵対的買収 (徳間文庫 し 3-112)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198927837

感想・レビュー・書評

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  • 今の話かと思ったら、けっこう昔の話だった。
    経営者の目線で経済の実態を描いていて、知らない世界だったので興味深かった。
    最後が尻切れトンボな終わり方でもやもや。

  •  ミネベアの三協精機に対する「敵対的買収」をモデルにした経済小説。
     昭和50年代後半が舞台の話だが、インサイダー取引や総会屋とのおつきあいが当たり前の事として描かれており時代を感じさせる。男たちは日々ビジネスという戦場で“真剣勝負”しており、女は家庭か銀座のクラブにいるもので、一斉に権利や自由を主張し始めた女たちはまるでうるさい17年蝉扱い。
     ヤシカ、その「京都のセラミック会社」にも捨てられちゃったんだよね。

  • 記録

  • 会社法で取得制限株式の制度が定められる以前の、実際の事案がベースになっていると思われる小説。

    驚いたのは、TOBに関すると言うよりも、単身赴任サラリーマンの悲哀に関する描写が、事案のそれを上回っていた事だろうか。

    どちらかというと、そっちが面白かった☆5つ!

  • 今は当たり前のようになった買収だが、当時の混乱がよく描かれている。けど、人物の描写がもひとつかな。

  • 今の時代では、少し内容が薄いが、MA黎明期の日本人マネジメントの姿勢がよく分かる。

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著者プロフィール

1931年東京向島生まれ。週刊誌記者などを経て、66年に証券界の内幕を抉った『小説兜町』でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。75年『動脈列島』で日本推理作家協会賞受賞。『虚業集団』、『敵対的買収』、『ITの踊り』など著書多数。2010年に永眠。

「2022年 『小説 兜町』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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