- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198927837
感想・レビュー・書評
-
今の話かと思ったら、けっこう昔の話だった。
経営者の目線で経済の実態を描いていて、知らない世界だったので興味深かった。
最後が尻切れトンボな終わり方でもやもや。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミネベアの三協精機に対する「敵対的買収」をモデルにした経済小説。
昭和50年代後半が舞台の話だが、インサイダー取引や総会屋とのおつきあいが当たり前の事として描かれており時代を感じさせる。男たちは日々ビジネスという戦場で“真剣勝負”しており、女は家庭か銀座のクラブにいるもので、一斉に権利や自由を主張し始めた女たちはまるでうるさい17年蝉扱い。
ヤシカ、その「京都のセラミック会社」にも捨てられちゃったんだよね。 -
記録
-
会社法で取得制限株式の制度が定められる以前の、実際の事案がベースになっていると思われる小説。
驚いたのは、TOBに関すると言うよりも、単身赴任サラリーマンの悲哀に関する描写が、事案のそれを上回っていた事だろうか。
どちらかというと、そっちが面白かった☆5つ! -
今は当たり前のようになった買収だが、当時の混乱がよく描かれている。けど、人物の描写がもひとつかな。
-
今の時代では、少し内容が薄いが、MA黎明期の日本人マネジメントの姿勢がよく分かる。