激流 下 (徳間文庫 し 22-7)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 2024
感想 : 210
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198929442

感想・レビュー・書評

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  • う~~~ん・・・
    なんか、中途半端感が・・・。

    20年っていう時間を飛び越えての
    壮大なミステリーのはずなんだけど、
    なんていうのかな、
    点が点としてしか存在してないというか、
    絡み合ってないというか。

    え、そんなただの偶然でした、
    で終わっちゃったら、
    伏線でもなければ面白みもないじゃないっていう。

    柴田さんの作品は、
    そういうとこしっかりしてるという印象が強かっただけに、
    なんか余計残念な感じが残ってしまった。

    む~ん。

  • 本作は上下巻2つにわかれており、その下巻にあたり
    ます。

    美弥に送られてきた冬葉からのメールは同じ内容で、
    「おタカ・ハギコー・サバ」にも送られており、彼ら
    はそれぞれ、ある事件へと巻き込まれていく。

    事件それぞれには当初、関連性がないものと思われて
    いたが、刑事であるハギコーと美弥が調べていく内に
    、裏で糸を引いている黒幕が、共通の人物ではないか
    という事に辿り着く。

    そしてそれは、彼らの高校時代に関係した人物を黒幕
    として、浮かび上がらせるのだった。

    「冬葉が修学旅行時代に行方不明になった理由は?」
    「彼女は当時、どのような問題を抱えていたのか?」
    「現在、海外にいるナガチは何を知っているのか?」
    「冬葉は今どこにいるのか?」

    全ての謎がこの下巻で解明されます。

    興味がありましたら、ご覧ください。

  • 20年前の修学旅行で行方不明になった同級生からメールが届き
    そのメールと、自分たちのまわりで起きる事件の関係を探る、という話の下巻。

    下巻の前半までは事件が続いて
    中盤になってやっと少しずついろんなことが明らかになっていく。

    ただ、ちょっと唐突。
    今まではなんだったんだ、という感じで拍子ぬけ。

  • 最後でよくわからん登場人物を犯人にするのはナシかなあ。
    でもおもしろかった。

  • Kindleにて読了。
    20年前に修学旅行中に失踪した女子中学生。
    同じ班だった6人に不可解な事件が起こる。
    中には『覚えてますか?』という不気味なメールも。
    彼女に何があったのか?彼女の失踪に自分達に責任はあるのか?

    上下巻2冊で長編となりますが…
    一体何が起こってるの???と気になり、ガンガンと読み進められます。
    また、章によって主人公というか視点も変わるので、飽きがこなく面白い!
    楽しく読ませていただきました。

  • 面白かったー!

  • 中学時代の修学旅行で同じ班になった7人の男女
    京都旅行のグループ行動中に一人の女子生徒が忽然と姿を消した
    捜索を行うも消息はつかめない
    その失踪事件を自分の心の中の傷として抱え、20年が経過しそれぞれの人生を歩んでいる彼らに失踪した女性とから突然のメールが届く
    「私を覚えていますか・・・」

    誰が何の目的で・・・
    35才の彼らは私生活でも様々な悩みを抱えながらメールの謎を解き明かそうとするが、彼らの周りでは次々と不可解な事が・・・
    女学生は生きているのか???

    結末部分が少し私の好みではありませんが、「じゃあどうだったら良いの」と聞かれると困ってしまう。。。

    登場人物のキャラクター設定が非常にハッキリしていて場面の展開も早く900頁の長編ですがスラスラ読めました。

  • 上巻から続く謎…
    結末だけみると、失踪の原因には意外性もあり面白かった。
    でも、なんというか……上巻でちりばめられていた謎が伏線としてどう回収されていくのかと期待していたので、ほとんど大筋とは関係なかったような……なんとなく『このくだりは、いる??』と思うところがあった。
    全般を通して会話がすごく説明調で、くどくて読むのがきつかった。言いたいことを言う前に前置きや説明が入るから、何を伝えたいのか大事なところはどこなのかぼやける。そこまで、説明してくれなくてもという感じ。
    あまりに長いので、飛ばし読みしてしまい、その後話がわからなくなって戻って読むを何度か繰り返してしまった。
    20年ぶりに再会した元同級生たちの、仕事や家庭、悩む姿なんかはすごく丁寧に描かれていて、読み応えがあった。ミステリーの部分でないところの方が面白かった。

  • 一気に読んだ。生きていたらもっと面白かっただろう。想像通りの結末であっけなく読了。

  • 上下巻共に序盤がやたら説明臭くて読み進めにくいが、登場人物が動き出すと一気に引き込まれてどんどん先が読みたくなる。話の展開そっちのけで引き込まれた作品。長い時間楽しめるという意味で良い作品。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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