死者はまだ眠れない 新装版 (徳間文庫 に 1-99 十津川警部シリーズ)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198930271

感想・レビュー・書評

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  • 2022/07/31 92読了

  • ◎死体が消える謎の事件を直子が追い、十津川が追う。展開は意外な方向に行き過ぎて予想できない。
    都内で、死体を見つけたという通報があったが、死体がなぜか消えてしまった。一件だけならまだしも、二件目は妻を殺したという男からの通報だったが、その死体もなくなってしまった。実は生きていたのではないか、とかそういうことになってしまったけれども、直子がそれに違和感を感じ、探し出そうと活動を始める。
    すると、最初の死体があった場所付近から「秋山貢」という名前の書いたライターが見つかり、偶然十津川と入った店でその名前が書かれたボトルをもらう人間がいた!
    手がかりを少しずつ手繰っていく十津川だったが、事件はよくわからない方向にしかいかず、ただただ困惑する。そしてある仮説にたどりつき・・・

    直子も登場しつつ十津川も停職処分を受けながら厳しい戦いをしていく。少しずつ着実に真実にたどり着こうとする十津川の姿は見ものである。
    また、最後の結末で意外すぎる展開になっていくのでびっくりする。ちゃんと犯人がつかまりそうなところで終わるので、それはそれでよいのだが、、、

  • 150221

  • 死体が次々に行方不明になる。
    何のために,誰が死体を盗んで行くのか。

    一人容疑者を確認するために、
    偽の殺人事件を十津川警部と直子夫人ででっちあげる。

    おいおい、十津川警部,民間人を巻き込んでいいのか。
    幾ら愛妻家だといってもやり過ぎじゃないの。

    西村京太郎のあこがれの女性像が直子夫人なのだろう。
    甘えっ子の西村京太郎の面目躍如。

    話題全体は社会派。

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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