- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198937041
作品紹介・あらすじ
修学旅行で目を覚ました少女の指には、赤い糸が結ばれていた。その糸をたどっていくと、男子の部屋のドアの向こうには…。百発百中の占い師に「あなたは、この名前の人と結婚する」と言われた彼女が、その男を捜し、ついに辿り着いたドアの向こうには…。いくつもの恋物語が織り成す、運命の赤い糸に導かれた最高に幸せな結末とは?赤い糸の伝説を信じる全女性必読の書!!
感想・レビュー・書評
-
安定の蘇部健一のチャーミングな恋愛小説。
美麗イラストで開かれた扉の向こうに、あっと声を上げる展開が。
一つ一つの赤い糸のエピソードは、やがて、それが運命であると強く感じさせるようになっていく……。
なんて真面目な解説は似合わないので、読んで読んで。
『六とん』のあの蘇部健一さん一流の、楽しくて心地よい、キレイな物語。
お見事な傑作かと思います。
特筆すべきは、最近読んだ本の中で、一番、巻末の解説が好感が持てました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016年1月21日読了。
2016年34冊目。 -
(収録作品)赤い糸をたどって/運命の人、綾瀬幸太郎/出逢わなかったふたり/落ちこぼれの天使/ふたりは生まれたときから、運命の赤い糸で結ばれていた
-
犯罪ではなくて恋愛を描いても、相変わらず起承転結の見せ方がうまい。新堂冬樹の純愛ものみたいに、これまでの路線とは客層が違うので、良作が積み重なればあるとき一気に売れ出しそう。
-
タイトルが真っ向勝負で、どう考えても「赤い糸で結ばれた男女の話」だと読む前から内容がわかってしまうし、なんて不利なタイトルをつけたのだろうと思っていたけれど、構成がとてもうまくてびっくりした。小気味よい作品だと思う。
-
(サイン本)