反撃のマリオネット: 警察庁α特務班 (徳間文庫 り 7-20)

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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198939915

作品紹介・あらすじ

ASV特務班は、DV、ストーカー、虐待事件などに対応するために警察庁直属で設けられた特任捜査チームだ。特異な捜査能力を持つ女刑事・夏目凜子をはじめ、女性監察医や美人サイバー捜査官など個性的なメンバーたちは、犯罪抑止のスキルを伝えるために所轄を渡り歩く。荒川署で活動を始めた彼らを待ち受けていたのは、男児ばかりが狙われる通り魔事件だった。そして新たな急報が……。

感想・レビュー・書評

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  • 09月-08。3.0点。
    警察庁α特務班。荒川署で、男児のみが通り魔で殴られる事件が。奥に潜むのは、おぞましい学校の事件が。。。

    面白かった。容疑者たちはおぞましいが、周囲の善人たちの奮闘がけなげ。次作も楽しみ。

  • 二人の教師の事件の関わりがちと中途半端な感じですっきりしない。
    今回のテーマらしい男児狙いの件もなんだかズバッと決まらない感じが。

  • 大変面白く読ませていただきました
    この小説の内容からしてどうしてもドロドロなる
    でも私は 好きです
    とても前回読んだ作品と同じ作家とは思えない

  • 警察庁α特務班シリーズ3作目。スクールセクハラをテーマにした本作は、学びの館である学校でセクハラやレイプという犯罪が行われ、それが如何に被害者である子供にとって残酷で許されざる行為であるかということを炙り出した。学校という場において教師と生徒という関係は、普通の大人と子供以上の権力差があることは我々の日常においても容易に想像でき、だからこそ信頼という絆による絶対の安心がこの場での関係を成立させるために不可欠である。スクールセクハラは、この信頼を壊し、子供の心を蝕む。また、この犯罪はハラスメントの中でも被害者がもっとも抵抗できない点で表に出にくく、また成長過程の幼い心を長きに渡り壊す点でも悪質である。

  • シリーズ3作目かな?
    2作目をなんとなしに読んだら面白かったので読んでみた。
    1作目もその内に機会があれば読みたい。
    犯人を追うよりも捜査員がどのように犯罪と向き合い操作していくのかと重きにおいていて他の警察物とは違う女性ならではの丁寧さがあった。
    性犯罪は心の殺人である。傷つけられた人間がいつまでも傷ついたまま生きて行かなければならない。
    強い人ばかりはなく弱い人もいる。心の強さ弱さではなく、傷ついた人をどう救うのかと言うことのも視点がいく作品。
    安易に人間を自分の思い通りにしようという浅はかな考えはあってはならない。

  • 上手く出来てるなあといつも思う。犯人は誰なんだろうというドキドキ感はあまり感じないが、一つ一つ事件を丁寧に追っていく姿勢に好感を覚える。

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著者プロフィール

東京都両国生まれ。ファンタジーノベル、伝奇小説の分野で活躍後、時代小説、警察小説を発表する。著書多数。

「2023年 『公儀鬼役御膳帳 連理の枝 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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