本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198944575
作品紹介・あらすじ
絵を描くことが好きな少女・さくらは、ある日、月光に照らされて夜の池に浮かぶ美しい女性の姿を描く。その胸にはナイフが突き刺さっていたが、それはさくらの空想のはずだった。だが、大人になったとき、さくらは祖母から、女優だった叔母・ゆう子が20年前、京都の広沢の池で刺殺されたことを知って愕然とする。空想で描いたはずの絵は、実際に起きた事件を描いたのか。さくらは、叔母の死の謎を探ろうとするが……。究極の愛と絆を問うミステリー!
感想・レビュー・書評
-
失踪をし謎の死を遂げた女優と、二十年後、彼女の死の謎を追う女性の、二つの物語が並行して進む構成。全体的にキャラクターの魅力に乏しい話なのだけれど、ことに過去編のヒロインである元女優は、意固地で独善的でもうめちゃくちゃ。彼女がそんななのはストーリー上の要請という奴で、筋の運びで無理が出るところを、全部彼女に押し付けちゃってるから。ただ、この人が魅力的じゃないのは、物語的に不味い気がする。ミステリ的には、見え見えのトリックに登場人物が誰も気付かなかったり、結構重要な要素が幾つも後出しじゃんけん的に提示されたりで、緻密なパズラーを求める向きには合わない。けども、そういう話じゃないよね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.5.2読了
全4件中 1 - 4件を表示