- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198944995
作品紹介・あらすじ
悲しくて切ない想いが詰まった恋愛小説である
この作品は、読者にとって思いがけない結末を
迎える。
まさかどんでん返しで
こんなにも
泣かされるなんて
見合いで結婚した夫には好きな人がいた。
十年も前から、今も続いている。
その事実を知っても、平凡な主婦の華美には、
別れて自力で生きていくことが出来ない。
そんな彼女の癒やしは、絵を描くことだけだった。
ある日、自分のデジカメに撮った覚えのない少年と、彼が書いたと思われる詩が写っているのを見つける。
その少年にひかれ、恋をした時、
運命は、とんでもない方向へ動き始めた……。
(ノンストップ・ラブ・ミステリー)
第一章 桜の乱
第二章 バタフライ・エフェクト
第三章 恍惚
第四章 はらわたに棲む悪霊
第五章 炎に魅せられし者
第六章 失われたノート
第七章 持ち寄りピザ・パーティー
第八章 ストーカー
第九章 残されたメッセージ
第十章 逆流の旅
第十一章 怯える住人
第十二章 愛されない者、愛せない者
第十三章 連続放火魔の正体
第十四章 琵琶湖の家
第十五章 タイムスリップ
第十六章 十年前のアルバム
第十七章 めぐり会い
解説 村上貴史
感想・レビュー・書評
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岸田るり子の長編が新装版に。
旧版の刊行は2011年ということなので、新装版になるペースがやけに早いような気がするが、入手困難が解消されるのは有り難いことだ(旧版持ってるけど)。
『仕掛け』のある長編なのは事実だが、重要なのは登場人物の思いであったり、人間関係であったり、トリックをメインに据えたミステリとは一線を画しているのが魅力。
しかし、立て続けに新装版は出たが、新作の話がとんと聞こえてこないのは、ちょっと寂しい……。