- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199002762
作品紹介・あらすじ
なりゆきで同居を始めて約一年。手が早くて身持ちの悪い外科医の守は、後輩の貴彦を一度だけ抱いてしまった。籍だけとはいえ、長期入院中の妻も子もいる守には、自分の衝動がわからない。不自然な距離を保ったまま、貴彦への想いから目を逸らす守-。そんなとき、恐れていた二度目の夜が訪れて…!?五歳になった息子・歩と、家族ごっこをつづける二人を描く続編も収録。
感想・レビュー・書評
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泣いてしまった。誰よりも雄々しくシメタね、おっきな愛を持ってたのは五歳児の息子じゃないこれ。ほんとに守がろくでもないままでwww
読み応えはあった。キャラもブレがなくていいし嫌いなキャラにさえ愛着が湧く不思議さだけど、逆巻してる気分になる文章とかちょっと苦手。作家さん初読み。トラウマとか子育てとかテーマが難しいだけに眉根寄る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生きていくのにあまりにも不器用な貴彦と人を愛せない守。守の息子歩の真直ぐな心がとてもいい。優しい人たちの物語。
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引き続き守と結川の話。お子さんが交わる。これで終わっちゃうんだ!?てなとこで終わってますが。うーん。どうにも後味の残る話。結川が大分真人間になってきて、守も引きずられてるけどたいして進歩してないよなぁ、という。でも子どものことで泣いちゃったのは良かった。この人はもっと弱みを見せたらいいと思う。弟が軟化してて、兄弟仲がもちっと良くなるといいなぁと。少ない会話に反応してしまう。
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外科医×翻訳者。家族ってなんだろう。人の繋がりと生きていくことの話。