蛇喰い (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199006043

感想・レビュー・書評

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  • いい感じのシチュエーションもあって楽しく読めたけど、主人公の心情の変化があまり納得いかず…物語も最後は無理に終わらせた感じが否めなかった。

  • 彼氏の借金のカタに臓器を売られそうに・・・。なかなかの展開。

  • 雅則は、女と逃げた恋人が残した多額の借金の肩代わりをさせられるために、裏世界で金融業を営む宇喜多の元へ拉致されます。

    初っ端から、雅則に降りかかる怒涛の災難。水原作品らしく?殺されかけたり、陵辱されたり、大変な目にあってます。
    キーワードは、蛇です。
    情が深くて、妖艶に相手に絡みついて、最後は丸呑み?
    雅則は、その描写でも外見的には凡庸な普通の32歳会社員、という設定。蛇には程遠い感じだったのに、過去の肉体関係や、宇喜多、高原との関わり方を見るうちに次第になるほどなーと納得。雅則自身にはあまり自覚のないサガなのかもしれないけど、知り合ったオトコをほぼ100%の確率で篭絡して翻弄してます。

    雅則にとっては、相手のためにひたすら尽くして支えて、でも結局は相手に捨てられることの繰り返し人生だと思いこんでいるふしがありますが、男にとってはかなりそそられるタイプです。なにしろ、無味無臭で真面目で何事にも不慣れな感じなのに、ベッドでは意外にも素直で反応よくて超ギャップ萌え。プラス無駄に要求したり甘えたりせずに、ひたすら耐え忍ぶしおらしさ。一方で、男の危機のためならどんな身のほど知らずな行動もとってしまう無軌道さも見せて、かわいい。どうにかしてあげたくなっちゃいます。

    物騒なムードがプンプンの宇喜多や高原までもがメロメロになっていくさまは、なんだかわかるような気がしました。無意識なだけにほんとに恐すぎる魔性の男です。宇喜多ぐらいの度量がある男しか、雅則とはガチでつきあえないでしょうね。

    思ったほど痛くなくて、煽られるベッドシーンもてんこ盛り。ラブラブな仕上がりの作品です。この先の3人の様子も知りたいかんじ。

  • 最近の作品は内容が落ち着いてきていて、ちょっと退屈だなと思っていたのですが、今回は今までとは違う領域に入って来たのではないかと思うような、そんな印象を受けました。

  • 人外ではありません;

    主人公は、付き合う人をダメにすると…
    そして、虚ろな生き方をしてるのね

    直近の彼氏が借金踏み倒して、取立てに巻き込まれる
    おぉ~不幸フラグ
    そこで、出会う二人によって、色々変わるんだね

    あんまり痛くない水原さん作品です
    あと、結構ラブな展開です

  • 愛が欲しいのに愛に縁のない孤独な男と心が大きく欠けた男と心が歪んだ男。裏社会の殺伐とした世界観の中で関わりを深めていく3人の男ですが、愛情の気配はあれどなかなか実態を掴めないといった印象でした。この「実態が掴めない」というのが曲者で、そうなると見てみたくなるのが人情というわけでぐいぐい引き込まれて読んじゃいました。結果、面白かったwうん、やっぱり一番手に負えないいのが主人公の雅則かも。結局のところ宇喜多も高原も雅則蛇に絡め取られてる気がします(笑)

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