水竜王を飼いならせ: 暴君竜を飼いならせ3 (キャラ文庫 い 6-3)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 139
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199008443

作品紹介・あらすじ

暴君竜の可畏が嫉妬で暴走!!潤の親友を手にかけて姿を消した──!?
呆然とする潤の前に現れたのは、兄弟校、彗星学園の生徒会長・蛟!!
地上最大の両棲恐竜スピノサウルス一族の長だ。水竜人の弟妹を可愛がる蛟は、
優しく世話焼きで可畏より遥かに人間くさい。しかも暴君竜を少しも恐れず潤を口説いてきて!?
凶暴な本能に支配された可畏を信じ続けられるのか──二人の愛と絆が試される!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作品目。
    今回は水竜王、スピノサウルス。

    蛟がわたしのイメージのスピノサウルスとは全く違った雰囲気でびっくり。性格も少し憂いをまとってる感じですごく好きだった。幸せになってもらいたいな、と思ってしまった…。
    可畏がどんどん優しさや思いやりを持つようになっていて、読者としてもすごく嬉しい。可畏の暴力的なところは読んでても痛々しかったし、流血シーンはやっぱり苦手だったからな。
     
    よくティラノサウルスとスピノサウルス比較されてます。実際は生息場所も時代も違ってて戦うことはなかった恐竜。でも好きな二種類の恐竜で読んでて楽しかった。

  • 種の違いによる暴君的な可畏の姿にまだ戸惑う潤
    潤のために潤に寄り添いたいのに暴君竜の性を抑えきれない可畏
    ちょっとした二人の隙間に入り込んだ水竜王の蛟
    暴君竜の恋人に憧れ、子孫を残す時間が限られた蛟の崖っぷちな横恋慕
    可畏の成長と潤の運命が変わるお話

    マッドサイエンティストなクリスチャンで色々問題思想ありだけど、可畏に愛情があるのは確かで、そんな彼を愛し、可畏の事も慕うリアムの活躍や、暴挙に出てしまったけど潤に横恋慕してるけど、基本的に優しい蛟など周りのキャラも魅惑的なので面白いのです!

  • 水棲竜の生態系が滅びゆくサイクルにあるということが,またそれを彼らが受け入れていることがとても悲しかった.マッドサイエンティストのクリスパパ,なんとかしてくださいね,ほんと!

  • ★3.5

  • 大好きなこのシリーズですが、一番3巻が読んでいて気分が滅入りました。

    もともと恐竜の中だったらプテラノドンと首長竜(は厳密には恐竜じゃないのかもしれないですけど)が一番好きなので、スピノサウルスが出てきた瞬間から、蛟のことが好きだったので、後半ぎりぎりまで蛟がかわいそうな目に遭うのが辛く…。
    もういっそのこと、蛟に一瞬の幸せをあげておくれよ潤くん、みたいな気持ちになっていました。

    ただクリスが「真打ち登場」と出てきてくれてからは気持ちも回復。

    そしてラストの可畏目線で、一気に萌えを供給してもらいました。最後の数行が、とにかく可愛い。

    今のところ、クリスと蛟がお気に入りなので、蛟には幸せになってもらいたいです。切実。

  • ★3.5

  • 犬飼のの先生の作品の中でも、この恐竜BLシリーズは本当に大好きで、紙版から電子版発売の2週間の間ずっとジリジリ待ってた…。紆余曲折あってだいぶ潤に合わせて人間の恋人らしく振る舞おうとする可畏が今作でもとても可愛かった。ちょっと離れた駐車場で潤を待ちながら、携帯で写真送り合って一緒にデートしてる気分味わうとか、もう、なんなの!ただ、その後はひたすら2人が離れ離れになってしまい、可畏側の様子がまったく伺えない感じになってしまうので、イチャイチャする2人が見たい側としては物足りない…。2作目の翼竜王のときは、可畏の父親だとか、跡継ぎ問題だとかに潤が巻き込まれる形で、割と話に整合性があったのだけれど、今作については、そもそも蛟が潤に目をつける過程にちょっと無理があったり、潤と可畏がお揃いのスマホ持ってGPSで場所把握できるよにしたのって、冒頭の水族館でのイチャイチャ以降は全く活かされなかったな、とか、思うところは多少あり。ストーリーとしては1作目が一番好きだけれど、潤と可畏のカップルがとても好きなので、4作目もぜひ書いて欲しい。

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著者プロフィール

『不夜城のシンデレラ』がホワイトハート初作品。
現代ものからファンタジーまで幅広いジャンルを書き分ける。
竹書房、プランタン出版などで活躍。

「2013年 『料理男子の愛情レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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