まろうどエマノン (徳間デュアル文庫 か 2-4)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199051272

作品紹介・あらすじ

小学四年生の夏休み。父親が海外へ仕事で出掛けるため、直樹は曾祖母の住む九州の御所船に行くことになった。そこで彼は、ながい髪に印象的な瞳、ジーンズをはき、手にナップザックを提げ、唇にタバコをくわえていた美しい女性-地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶している少女・エマノンと出会った。少年とエマノンのひと夏の冒険。書き下ろしで贈る大人気シリーズ最新作。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】 「ぼくなつ」系の甘酸っぱいひと夏の冒険。今回はジュブナイルSF。


    【一行目】私が、まだ自分のことを〝ぼく〟と言ってた時代のことだ。その夏の前後のできごとは、おもいだそあとしても時の流れゆえに、あやふやで断片的なことばかりなのに、その期間だけは、くっきりと切り取ったように鮮明に記憶している。

    【内容】化石が採れるという御所船町の曾祖歩の家にひと夏滞在することになった直樹はエマノンの「任務」を手伝うことになったのだがそこで出会った人は・・・


    ▼エマノンについての簡単なメモ(一巻目からの累積)

    【アイオン】エマノンと同じくすべての記憶をもっている植物。「永遠の時」という意。エマノンの知り合い。
    【愛童園】荏口拓麻が幼少の時期を過ごした養護施設。
    【兄】常に女が一人しか生まれないのにある世代のエマノンに兄がいたことがある。
    【アマゾンの密林】意外に土地は痩せていて同じ種の樹は密集せず住み分けている。開発すると元には戻らない。焼畑ならなんとか共生できる。
    【アレフ】ステフの飼い犬。
    【猪部一雄】肥乃国日報文化部芸能欄担当の記者。裏のない性格で飄々としている。
    【いい人】《私、いい人はわかるの。》「ジュルパリ」p.171
    【意味】《何か意味があるとは考えないほうがいい。偶然とは、どんなことだって起こりえることなんだから。》まろうどp.157
    【荏口拓麻/えぐち・たくま】エマノンの双子の兄。これまでの歴史上一人しか存在しないきょうだい。美形、長身、頭脳明晰、超人的な身体能力。過去の記憶はない。児童養護施設で育った。荏原姓は引き取ってくれた里親のもの。他の人には感じられない移動する赤い光を身体内に抱えている。おそらくエマノンのいる方角を示しているのではないかと想像される。1951年に二、三歳で警察に保護された。その時点では双子の姉ないしは妹はいたが、愛童園に引き取られるまでにいなくなった。高校生のときエマノンと出会う。その翌年北爆中止、翌々年月面着陸。
    【荏口文恵/えぐち・ふみえ】拓麻を引き取った。大人に対するのと同じように接してくれた。笑顔を欠かさない人。元教師で厳しすぎも甘やかしすぎもしない懸命な人で自分の考えを押し付けもしなかった。
    【X―パウダー】米国がベトナム戦争で使うために開発していた化学兵器。
    【エド】サンデイの夫、トミーの父。
    【エマノン】だいたい粗編みのセーターとジーンズを身に付けナップザックを背負っている若い女。《私は地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶しているのよ》「おもいでエマノン」p.18。そして記憶の重みにうんざりしている。最初の話の時点では昭和二十五年生まれの十七歳。両切りのたばこをすう。家事力は高い。超人的な肉体能力を持つ。可聴域も人間より広い。
    【エマノン・システム】地球の生命発生以来の記憶を受け継いでいる生命体。人間になってからは常に娘を産み記憶が受け継がれ元のエマノンには残らない。エマノンとしての個体の活動期間は二十年くらいと思われる。ビヒモスの話をヒントに考えると、地球上での最後の生命がエマノンで、そのギフトとして生命発生まで遡り代々の記憶を持つことになったのではなかろうか。要するに結果が原因を作った的な。
    【エマノンの名前】no nameの逆さ読みらしい。
    【エルムヘッド】米国、メイン州、何かがあって入ってはいけない場所。最近亡霊が出るとの噂。
    【邑上】九肥放送のVTR編集室勤務。大柄で繊細さとズボラが同居している男。「ワイドおはよう列島」というキー局発信の番組で鉈地英子と組むことになった。
    【おもいでエマノン】とある古本屋に置かれていて杜倉倫子が入手した売れそうにない本。表紙の絵がかつての級友のエマちゃんのようだった。

    【カール】米国メイン州、初老の農夫。怖い何かに出遭う。
    【学生】名前はわからない。最初のエピソードでエマノンと出会った青年。SFが好き。ずっと後にエマノンと再会するが。
    【梶尾真治】『おもいでエマノン』という売れなさそうな本の著者。杜倉倫子は自分のかつての級友のエマちゃんを知って書いたのだろうと思った。カジオ貝印石油の社長さんでもある。
    【片岡雅子】九肥放送のアナウンザーだったがある日突然マイクの前でしゃべれなくなって今は資料室勤務。
    【かたはらきよし】ゆみの兄。たで小学校の五年生。
    【かたはらゆみ】浜辺でエマノンと出会ったたで小学校の一年生。
    【神月潮一郎】初めてエマノンと会ったときどういう者であるかをを看破した傲慢で酷薄な高校生。わかってしまう能力とケガをしてもすぐ治る肉体を持っている。
    【ガリオン】コンピュータ。意志が感じられる。
    【川にいた老人】「いくたびザナハラード」で死んだ川をよみがえらせようとしている老人。
    【記憶の引き継ぎ】娘が生まれたらその娘に記憶は移行してしまい母には残らない。ということは「生命の記憶」そのものがエマノンという存在なのだろう。
    【菊池健太】御所船町の少年。康太とは双子。
    【菊池康太】御所船町の少年。健太とは双子。
    【傷つける】《本質的に彼女には、決定的に他人を傷つけることができないのだ。》「とまどいマクトゥーヴ」p.119
    【禁忌区】→エルムヘッド
    【キンテーロ】フーリオの知人いい人。
    【黒】ティラノサウルス。
    【クロンカイト隕石】拓麻はその隕石にエマノンの危機を感じた。クロンカイト博士が発掘しその後消失した。完全な球体で鉄成分100%。
    【御所船町】「ぼく」がエマノンを見た町。恐竜化石が有名な御船町がモデルかも?

    【雑音】《そう雑音は複数の情報が輻輳したものなのよ。雑音の中には、宇宙の真理を始めとする総ての情報が入っている。》「ザナハラード」p.270
    【佐土原鄙子/さどはら・ひなこ】→マキ
    【ザナハラード】杜倉倫子とつながった存在。《私は、導くことは、しない。ただ、考えてもらいたいだけです。何故、この世に、人間が生まれたのか。それがいいことなのか。悪いことなのか。》「いくたびザナハラード」p.247-249
    【サロメ】アレフの孫。セントバーナードの突然変異種。
    【サンディ・ペイジ】新しい人生を送ろうとしている女。トミーという息子がいる。
    【終末装置】ザナハラードが杜倉倫子に作らせた機械。日用品だけを使い人類だけを滅ぼすことができる。どっかのギャクマンガでそんなのがあったような気がする。ぼくが作ってしまったらつい作動させるかもしれない?
    【ジュルパリ】精霊。
    【晶一】セラピーにかかっている瞳の大きな少年。出生前の記憶を持っている。両親が死んだ交通事故のときエマノンから輸血を受けた。《でも、晶一くんはほしになったんだわ。願いがなかったじゃない。》「さかしまエングラム」p.60。
    【ジョシア・カトレア】砂漠にも寒さにも耐える全天候型のカトレア。ステフの農場で生まれ、ステフの婚約者の名前を付けた。
    【ジョンのバー】米国、メイン州にある酒場。むさ苦しすぎで女性従業員は長続きしない。
    【白比丘尼】→八百比丘尼
    【菅原神社の夏祭り】
    【ステフ・ランズバーグ】崖から落下したエマノンを救った、遺伝子組み換えにより植物の品種改良をしている男。エルムヘッド出身。婚約者はジョシア。

    【ダウジング】エマノン特殊能力のひとつ。道具なしでダウジングできる。砂漠で水を見つけるのも簡単!
    【田口】セラピスト。晶一を治療している。
    【田中和子】荏口拓麻の母と思われる女性。おそらく仮名。中央弥生公園近くの福寿荘というアパートで暮らしていた。
    【旅】《エマノンは記憶の原初からずっと、旅を続けているのだった。理由など見当たるはずもなかった。そらはエマノンにとって本能なのだ。》「とまどいマクトゥーヴ」p.120。《旅することが私が生きてること》「まじろぎクリーチャー」p.78
    【丹下丈二】創業以来九肥放送勤務していたが取材中の事故で退職したらしい老人。今は酒びたりの日々。
    【ツチノコ】美郷健が高校教諭をしていたころのアダ名。ツチノコに似ているからとか。今はJ・K・インダストリィ傘下の企業をやっている。
    【トミー・ペイジ】サンディの息子。

    【直樹】→廣瀬直樹
    【鉈地英子】ローカル局、九肥放送報道局のアナウンサー。天草に行く途中のバスでエマノンと出会う。エマノンと同じE・Nというイニシャル。
    【人間】《天敵の存在しない生命というものは、自分で天敵を生産してしまわねばならないという思いあがった使命感を持ってでもいるのだろうか。》「まじろぎクリーチャー」p.82

    【橋本】荏口拓麻が幼少期を過ごした愛童園の園長。人を見る目が達人の域に達したのでいまだ独身と言う。
    【原田涼太/はらだ・りょうた】荏口拓麻の中学時代の友人。
    【光の輪】離れた時間を、あるいは異なる世界をつなぐ何か。
    【ヒデノブ】予知能力者。ヨシフミと組んでいる。未来に起こることが全て書かれている一冊の本を持っている感じで読めばなんでもわかるが、決定された運命を自分がなぞるだけだと悟りヒデノブはなるべく読まないようにしている。エマノンとは真逆の方向の能力者。
    【ビヒモス】人間からひどい目に遭い街で大暴れしている地球最後の象。常に警告している。かつて鼠のようなデリタリウムという小動物だった頃のエマノンたちを助けてくれた。なせ助けてくれたのかを知りたくてエマノンは会いにゆく。聖書やゲームでお馴染みの「ベヒーモス」のことだろう。《生命は憎むために生きているのではない。》「さすらいビヒモス」p.41。ビヒモスは最後の個体になったからか総てがわかるようになったと言った。ならエマノンの能力も似たようなものなのかもしれない? 最後の生命体エマノンに能力が発生し、逆算してそれ以前の総てのエマノンが能力を持ったと。受け継がれたのではなく「生命の滅び」という結果が先にあり、「生命の発生」という原因までつなげられたのかもしれない。
    【廣瀬直樹/ひろせ・なおき】アポロ11号が月面着陸した日、御所船町でエマノンと出会った、当時少年。
    【廣瀬直樹の曾祖母】アポロ11号が月面着陸した日から夏休みの間直樹をあずかった。御所船町在住。
    【フーリオ】ブラジルの少年。バウパナ族。父は呪術師(魔法医)で兄のトルヒヨが後を継ぐと思われ自分はその予備に過ぎないと部族を飛び出してきた。フーリオはひとつだけ術を教わっている。今はアマゾン・インディオたちの「普通の生活」を観光客に見せる「俳優」。
    【フチザキ化学】何にでも手を出す企業。
    【古橋】東阪石油の備蓄基地建設のための駐在員。いろいろ苦労している。
    【フレデリック・F・フリードマン】サンデイの父、トミーの祖父。「狂気の3F(ルナティック・スリーエフ)」と呼ばれた有名な研究者。宇宙生物学を研究していた。ガリオン・ラボを開いた。
    【ペッシー】かたはらゆみの飼い犬。
    【ホルネリア】赤潮。

    【マキ(仮称)】光の輪から落っこちてきた女の子。光の輪の向こうは炎の情景だったのでおそらく空襲でもあったのだろう。本を数冊持ってたので知的なタイプか。ストーリー的には直樹の幼い頃に亡くなった母ってところか?
    【マクトゥーヴ】「運命づけられたもの」とか「予定されたもの」といった意味。神月潮一郎が自分のことをそう評した。
    【ましら】猿のことかと思ったらそうではなくて曾祖母の畑仕事を手伝ってくれることもあるらしい山中に住む男のことらしい。ストⅡのブランカをひげもじゃにしたくらいのイメージ?
    【三沢淳子】荏口拓麻のことが好きな女子高生。姉が証券会社に勤めている。
    【三沢容子】淳子の姉。証券会社に勤めており拓麻の分析能力に関心を抱いて会ってみたら六歳歳上ではあったが男性として夢中になった。
    【杜倉倫子/もりくら・のりこ】なんとなくで生きてきたとアラフォーの女性。1953年生まれ。未婚。他者に対して距離を置きがちであまり人づきあいせず生きてきた。デパートの婦人服売場店員→探偵社の事務→「医灯新聞」の事務→木庭(こば)内科医院の受付と医療事務を十三年間。「ザナハラード」という言葉が頭にこびりつく。中学生の頃「エマちゃん」というクラスメートがいて巫女の力があると言われたかも?

    【八百比丘尼】人魚の肉を食ったとかで不死に近くなった女性。正体はエマノンで、べつに人魚の肉を食べることはないそうだ。
    【約束】《約束をかわすというのは、人の生命の貴重な"時"を確保しあうことだもの。私は必ず守る》「まじろぎクリーチャー」p.79
    【UFO】光る物体。特に異星人とは関係なさそうだ。何かに迷っているらしい。
    【雄司】百八十センチの長身とたくましい肉体を持つメガネ男。とある漁港にある魚類養殖研究施設「マリン・コーラル」にいる。
    【由紀彦】父親が最後の象に殺され復讐しようとしている少年。コミュ障で読書好き。
    【ヨシフミ】精神感応力者。元暴走族だがケガをしてオートバイの運転ができなくなり今はヒデノブと組んでいる。

    【龍骨台】御所船町で化石が採れる場所。直樹が貝の化石らしきものを発見した。
    【良三】五十間近の男。フリーのシナリオライター。1973年に記憶を失ったエマノン(荏麻/えま)に会い結婚した。その娘が荏衣子(えいこ)。
    【歴史】《歴史って、人類や生命全体の〝おもいで〟に違いないのよ》「おもいでエマノン」p.30
    【老人】良三が荏麻と名付けたエマノンの父親。

    ■年表?
    1950年頃 エマノンの双子の兄、荏口拓麻幼少期。
    1953年 杜倉紀子誕生。クラスメートに「エマちゃん」がいた。
    1967年 「学生」がフェリーでエマノンと出会う。そのフェリーで三沢容子に見られたのかもしれない? 違うフェリーかもしれないが、荏口拓麻の双子のエマノンはこのエマノンだと思われる。
    1969年 夏。七月二十日、廣瀬直樹がエマノンと出会う。アポロ11号月面着陸。
    1973年 記憶を失ったエマノン(荏麻)が良三と結婚。学生がフェリーで出会ったエマノンだと思われる。二人の娘が後に再会したエマノンか。

  • 借りたリストに入っててメモがないけど、多分読み終わってるはず。

    イラストレーション / 鶴田 謙二

  • エマノンシリーズ第四弾。夏休み、祖母のいる町に一人やってきた直樹の、エマノンとの出会いの物語。少年時代の思い出を刺激され、懐かしい気持ちに浸りながら読みました。恐竜の本をわくわくしながら読んだ時代もあったなあ。シンプルだけど優しく、素敵な物語。

  • 梶尾真治、という作家に興味を覚え、作家のプロフィールなどを調べてみるとこのシリーズを外せないと思い、気軽に中古本でも…と思っていたらなんと絶版の影響なのか軒並み値段は高騰しているじゃないですか!
    ちなみに、定価だとシリーズ5冊で4,130円のところ、購入価格は7,039円。
    「ゆきずり…」以外は絶版とはいえ文庫ですよ!大人買いしちゃいましたね~(苦笑)。 

  • 光の輪、過去から来るものを送り返すエマノン

  • 優しい内容でほっこり懐かしい気持ちになりました。

  • エマノンを舞台回しにした、別の時を超えるものたちの物語。

  • エマノンの長編小説。

    過ぎ去りし少年の日。あの夏のあの日、エマノンに出会った。
    初めて訪れたひいおばあちゃんの田舎で過ごす、素敵で不思議で切ない時間。

    長い髪とそばかす、少し彫りの深い顔。
    ナップサックにジーンズと言ったラフな出で立ち。

    途方もない記憶を持った美しい人。
    エマノンが少年の前に現れた理由とは?

    同時に収録された鶴田謙二による短編カラーの『エマノンのおもいで』も秀逸です。

  • エマノンが残してくれた、宝物のような、おもいで……。


    人類が初めて月に降り立った年の夏、小学4年生の直樹は、祖母がひとりで暮らす九州の田舎へ行く事になる。
    そこには謎の「ましら」と呼ばれる生き物のうわさと、白比丘尼と呼ばれる女性を祀る神社があった。
    「白比丘尼は、まろうどなり」
    その神社の境内で、直樹はエマノンと出会った。

    過去・現在・未来が交錯するなか、エマノンと直樹の冒険が動き出す。


    「エマノンは……どこから来たの?」
    「遠くからよ。……おわったら……また、ここを離れるわ」
    「どこへ?」
    「きっと……遠くへ」


    エマノンシリーズ、長編2作目。全体では文庫4冊目になります。
    とても美しく描き上げられた傑作。物語全体の構成も素晴らしいです。
    シリーズは本作が最後……いまのところは。
    コミックがけっこう好評のようですので、小説のほうも、ぜひ続きが出て欲しいと思います。

  • 2007.12. 久しぶり、エマノン。もし、白比丘尼がエマノンだったら、それはそれでおもしろいと思う。でも、その辺は掘り下げたりしないでさすらうエマノン。おばあちゃんが、とてもよいなぁ。タイトルにもある”まろうど”という言葉の響きが好き。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで 白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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