- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199070389
作品紹介・あらすじ
これまで関係者全員が口を固く閉ざしてきた飛田新地の真実の姿を、元遊郭経営者の著者が赤裸々に明かし、各方面で話題となった『飛田で生きる』の待望の第2弾。前作では、飛田の仕組みや料亭経営のノウハウなどが描かれたが、今回は店で働く「飛田の子」たちの心模様を丹念につづった人間ドキュメント。彼女たちは、どんな気持ちで玄関の上がり框に座り、どんな気持ちで男たちに接しているのか。知られざる想いを圧倒的なリアリティで描き出す!
感想・レビュー・書評
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用もないのに興味本位でフラフラ歩いてはいけないというような意識があるので飛田周辺にはなかなか行けないので、本で読むだけでも面白い。そのへんの風俗とは、なんか、違う気がする、その違う気て何やろな、と知りたくて、もっと読みたい。
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家の近くに大きなお茶屋さんの跡があり、そこから飛田に興味をもった。こういう世界もあるんだなぁ。みんな必死で生きてるんだなぁ。女性の私には実際に飛田に出向いて体験するわけにもいかないので、もっと本を読んでこの世界のことを知りたいと思った。
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飛田新地の本
やはり、嘘じゃないんだけどいろいろある中の一部を切り出した感じだと思うので、
これを読んで理解した感じになると危険だな
という思いを抱く -
知らない世界があってそこで頑張っている人もいました。警察、組合などとのルールなどトラブルがおきないようなしきたりがあって成立していることが分かりました
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前作より一層女の子だけに焦点を当てた内容。あっという間に読んでしまった。色んな子が居て色んな人生があるなぁ。個々がドラマのような経験してきてるのもあるし、やはり同性が競う職業というのもあってか、とにかくしょっちゅうトラブル!ドラマよりドラマティック!飛田にずっといることは(青春〜年金までのレールに乗ってしまうこと)、やはり不幸なことなんだろうか…そうか、そうだよな。お金って人間を鈍感にさせるなぁ。
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飛田新地の料亭の元親方による『飛田で生きる』に次ぐいで、飛田新地に生きる女性たちを描いた第二作。柳の下にドジョウが二匹とは行かなかったようだ。
前作は飛田新地に生きる人びとの息遣いが伝わってくるような佳作だったが、本作は色街で働く五人の女性にスポットを当てた週刊誌のコラムドキュメントのような作品で、あまり面白くはなかった。
非合法と合法の狭間で日本経済の波に翻弄されながらも、何とか生き延びている最後の色街。こうした作品が次々と上梓されている現状を考えると、近い将来、必ずや消え失せる運命にあるのだろう。 -
再読。
「飛田に生きる」に続き再読。
良いエピソードばかり取り上げているとは思うが、面白かった。
2016.7.11
「飛田に生きる」の続編。
飛田で働く女の子たちに焦点をあてたもの。
読みやすく興味深かった。
(電子書籍 BookLive) -
『飛田で生きる』の続編です。前作は飛田のお茶屋さんの経営についてでしたが、今度は女性を中心とした(でもオーナーの視点)物語。至って普通の女性が働くところがやっぱり飛田であり、日本の風俗なんだなという印象です。予想通りの内容もあるけど、やっぱり一気に読んでしまうこの感じはなんだろうな。是非、前作を読んでから読み始めるようにしてください(2016.01.25ごろ読了)