推しが武道館いってくれたら死ぬ 4 (リュウコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
4.21
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本棚登録 : 399
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199506222

作品紹介・あらすじ

岡山県で活動するマイナー地下アイドル【ChamJam】の
内気で人見知りな人気最下位メンバー【舞菜】を
人生すべて捧げて応援する熱狂的ファンがいる。
収入は推しに貢ぐので、自分は高校時代の赤ジャージ。
愛しすぎてライブ中に鼻血ブーする……伝説の女【えりぴよ】さん!
舞菜が武道館のステージに立つ日まで…
えりぴよの全身全霊傾けたドルヲタ活動は続くっ!!!!!

4巻では…【ChamJam】が「岡山アイドルフェス」に出演することに!
広島県や香川県の地方アイドルグループも集結。
これが【武道館への第一歩】になる――!?

感想・レビュー・書評

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  • くまささんの「状況が変わらないっていうのもつらいもんですよ」って言葉にキュってなりました。
    こんなにも応援しているのにっていう自分とメンバーの報われなさの両方が詰まってる感じ。

    それにしてもオタクの鏡だなー。

  • チャムはいい子が多過ぎるんだよな。もっとあーやくらいがめつくいかないとアイドル戦国時代は生きていけなさそう。にしてもライバル達女の悪いところでてんなー笑

  • なんで舞菜のこと産んでないんだろう、というえりさんのオタク発想が笑ってしまった。
    舞菜を見ている時間が幸せなんだけど、幸せ過ぎてしんどいから
    いっそ早く終わって楽にさせてくれというオタク心もめちゃくちゃ共感する。

    えりぴよさんに誘われて、進んでではないにしろ
    一緒にテレビを見てくれる美結さんが良い人だし、
    おまえは好きな相手が同じ次元にいるだけでありがたいと思え というのが名言過ぎた。

    あーやはなんだかんだで真面目だし、
    厳しいこと言っているようで鍋は買いに行ってくれるし
    より好きになった。
    センターになれないし、色決めも適当な感じで、
    グリーンがメンカラーになったら
    好きでもないカエルのグッズがプレゼントになりがち。
    髪型もれおと被っていると思って自分が変えて、
    なんだか地味にダメージが効いてきそう。
    そんな中で四つ葉のクローバーの贈り物はとても心に残りそうだ。

    れおはれおで一生懸命だから、メンバー全員のことが好きになってしまう。
    「頑張った分報われたいって思っちゃうよ」
    「頑張っても駄目だったこともいっぱいあったけど、できるのは頑張ることだけだから」
    という言葉が切ないし、本当に報われて欲しい。

    えりさんたちが最前列にいることを、「運がいいんですね」と言っちゃう舞菜ちゃん、
    オタクの努力をわかってくれてないのがもどかしい。

    実際オタクをやっていて、自分自身は単推しなのだが
    他の「ファンです」って言っている子がTwitterのアイコンは別の人の顔写真にしていたり
    ツイートはまた別の人のことをカッコイイと言っていたり
    というのはままあることだ。
    売れっ子になったらいちいちそんなものをチェックする暇もなくて気づかないのかもしれないが
    「一番好きだと言われたら嬉しいけど、ブログ見に行ったら何も私のこと書いてくれてなかったり。
    私達は言われた言葉を信じるしかないのにね」
    という空音の言葉を見て寂しくなった。
    オタクなら推しにそんな思いをさせないようにして欲しいから、
    えりさんとくまささんの推し方は見ていて安心できるから好きだ。
    くまささんが
    「たくさんいる中でれおに会えたことが人生の宝だけれど
    れおちゃんにとってはたくさんいるおたくの一人」
    と思っていることが切ないし、
    えりさんが「こんなにアイドルがいっぱいいるのに私の世界は舞菜だけ。一番とかじゃなく舞菜だけなんだよなぁ」
    と淡々と言っているのが共感。

    鶏口牛後とは言え、もっと”上”にいたことがあるれおちゃんにとって
    こんな他人からも自分でも比べられるようなイベントへの出演は複雑だろうと思う。
    本当に武道館にちゃむのみんなを立たせてあげたい。

  • 202009/1~6巻まとめて。気になってたけど未完だし…と買うの迷ってたけど買って正解だった。手垢のついた表現になってしまうけど、アイドルに限らず誰か/何かを応援している人には、色々共感もできて(心にささる言葉やセリフも多い…)楽しめる作品だと思う。正しいファン(定義に悩むが)でありたい。

  • 購入して読み。
    眞妃のいとこ、夏未登場。
    眞妃の調子が狂う感じが良い…。ゆめ莉との絆が深まる感じが良い…
    うどんをどこでゆがくか…など、ちゃむのギャグっぽいところが見られたのも嬉しい。

  • ふきだしの中に顔を描く手法は、その場に複数人いてコマに描かれている以外の人が発言したときに有効なのだと気がついた。読んでいた当時は気が付かなったけれど、ジョジョ第7部でよく見かけたのもこの効果狙いだったのか。れおの以前のグループをくまささんが回想している場面でれおとメイが小さく描かれているけれど、れおとメイは髪型で書き分けて、他のメンバーは顔を書かないロングショットの描き方は上手い。今までも何回かこの手法出てきたかも。第23話の扉絵のあやはかわいい。

  • アイドルフェスに出演

    れおの知っているからこそのギャップが伝わってきてしまい切ない。
    アイドルもオタクも報われて欲しいなあ。

  • ちゃむがかわいい。れおちゃんほんとかっこいい。

  • Cham Jamが地元の合同イベントに出演し、テレビに映る快挙。メンバーの中には、本気で武道館を目指す気持ちが芽生えてきた。練習も一生懸命やっているし。たとえ報われないにしても、こういう一生懸命さは読者の心にきっと届く。

  • アイドルとドルオタ心理に忠実で、それでいて気持ち悪さや汚さを許容範囲に抑えた、適度に現実味のある軽いスポ根ものに仕上げている。このバランスの良さは凄い。心の揺れ。次巻も気になる。

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著者プロフィール

8月30日生まれ。岡山県倉敷市出身。2007年に第2回龍神賞<銀龍賞>を受賞。受賞作『まんがの作り方』がそのまま「COMICリュウ」で連載化され、コミックス全8巻の人気作品となる。2015年~同誌で『推しが武道館いってくれたら死ぬ』連載開始。2020年にテレビアニメ化され、大好評を博す。2022年10月~実写ドラマ放送開始。現在は【COMICリュウWEB】にて大人気連載中。他のコミックスに短編集『4月1日』(徳間書店)『夏空に、きみと見た夢』全2巻(フレックスコミックス 原作・飯田雪子)『OとKのあいだ』『センセイと僕』(幻冬舎)『今日も渋谷のはじっこで』(祥伝社)『わびさび』(KADOKAWA)『青春の光となんか』(竹書房)がある。

「2022年 『推しが武道館いってくれたら死ぬ(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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