アルテ 3 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199802751

作品紹介・あらすじ

16世紀フィレンツェ。女性でありながら画家修行をするアルテにほかの工房の親方や徒弟から疑問視する声があがる。
果たして彼らを認めさせ修行を続けることはできるのか―――
アルテの『覚悟』が今一度試される、前進、逆境、試練の第③巻。

感想・レビュー・書評

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  • 建物や風景の描写がとても綺麗。
    ストーリーとは別にギルドやフレスコ画の描き方など考証されていて楽しい。

  • 画家になる夢を抱く女性「アルテ」の生きざまを描く物語、第3巻です。

    今巻では、主に3つのエピソードが語られます。
    ひとつ目は、2巻でも描かれた「自分の仕事に自信を持とう」というテーマのエピソード。
    アルテが仕事上の交渉を通じて「技術への正当な報酬とは」「職人自身の価値とは」について学んでゆきます。

    ふたつ目は、アルテの師匠である「レオ」の新たな一面が描かれる過去のエピソード。
    レオの仕事に対するスタンスや、清貧な暮らしをする理由が明らかになります。

    最後は、アルテが女性画家として仕事を続けるために課せられる試練のエピソード。
    ここでの行いがきっかけで、アルテに対する周囲の視線が変わってゆきます。

    上記3点のうち、特に交渉のエピソードは面白く、アルテに交渉術をレクチャーするヴェロニカの堂々とした振る舞いはとても魅力的です。
    アルテ自身においても、彼女の貴族らしい絵画技術のアドバンテージが発揮され、優れたエピソードでした。

    しかし、3つ目のエピソードに混じる、アルテが男性のスポーツに参加するシーンには違和感がありました。
    2巻でも似た描写があったので不安に感じていたのですが、この作品においては「仕事上で性別関係なく認められる技量があること」と「男性的な身体能力を持っていること」を同一に扱っているように見える展開がたびたび発生します。
    繰り返される「男性的であればよい」という描写には、仮にアルテが男性以上の強い肉体と怪力の持ち主であれば、最初から誰も文句を言わないのだろうか。といった疑問を感じてしまいます。

    既刊を読んで楽しまれた方には、レオの過去やアルテのこれから等、見逃せない内容になっています。
    しかし、既刊でも感じられた独自の傾向が強くなっていることも踏まえた上で、手に取ることをお勧めします。

  • ウベルティーノとのエピソードはなかなか印象的。
    絵が好きではない人からの注文を受けることもある。
    確かにその通りだが、盲点でもあったと思う。
    レースの絵を見せるところや、望むところと言う答え方が良い。
    こうやって始めはも敬遠されても何度もぶつかることで、好かれて味方になってもらえるのがある。アルテの強いところだ。

    優しいなんてとんでもない。努力しない奴らに何もしてやる気がなかった。というレオの師匠の話も
    なるほどと思った。
    フレスコ画は知識としては知っていたが、ここまで体力勝負とは。
    頑張るレオとアルテの姿に応援したくなる。

  • 気難しいウベルティーノにも気に入られ、アロルド役員長にも気に入られるアルテ。レオ親方は、絵の修行には容赦ないが、女だからという差別はない。
    アルテの前向きに絵に取り組む姿勢が、周りを味方に引き入れていくようだ。

  • コミック

  • 繧「繝ォ繝?r隕区・オ繧√k縺溘a縺ォ闃ク陦灘ョカ邨?粋縺悟?蜷後〒陦後≧繝輔Ξ繧ケ繧ウ逕サ縺ョ菴懈・ュ繧偵☆繧九%縺ィ縺ォ縲ゅい繝ォ繝??蜑榊髄縺阪↑諢溘§縲∬ヲ狗ソ偵o縺ェ縺阪c縺ェ縺ゅ?

  • アルテの嫌味のない頑張りは好感度大!ヴェロニカに交渉術を習いに行ったりね。ところでユーリ様はアルテにとって吉とでるか凶とでるか!?

  • 困難に立ち向かう姿に圧倒される。

  • 16世紀フィレンツェ。女性でありながら画家修行をするアルテにほかの工房の親方や徒弟から疑問視する声があがる。果たして彼らを認めさせ修行を続けることはできるのか―――アルテの『覚悟』が今一度試される、前進、逆境、試練の第3巻。(Amazon紹介より)

  • ウベルティーノさんは、いいおじちゃんであった。

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著者プロフィール

大久保圭: 2011年に鳴海圭名義で「ハンマーハンマー」(フェローズ18号)でデビュー。2012年からは大久保圭にペンネームを変更。2013年から初連載となる「アルテ」を開始している。

「2020年 『アルテ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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