西荻窪ランスルー 2 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199803840

作品紹介・あらすじ

江田島咲、18歳。
アニメ会社に入社して3か月。
東京に来て初めての夏を迎えた頃、転機を迎える。
新たな才能、百々瀬知との出会い。
そして大切な仲間との別れ――――。

一生懸命に「今」を生きる、
真っ直ぐで不器用な大人たちの青春群像劇!

感想・レビュー・書評

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  • 新キャラの百々瀬くん近年稀に見るちょろさに笑ってしまう。 潔癖でプライド高いのに料理が美味しくちょっと構ってくれるだけで即落ちなの可愛さを感じる。後半は敦子ちゃんの話。彼氏がクズな奴かと思えば最初から最後まで良い人でした。お幸せに…笑 同期が抜けて行くとなると龍くんやなおちゃんも抜けるフラグがすごい。2人とも良い人だから辞めて欲しくないなぁ。
    あとこのブラックなのに楽しそうな会社の雰囲気、作者は違うけど『午前3時の無法地帯』を思い出す。絶対現実はもっとハードでゴリゴリのブラックだと思うけれども…。

  • 仕事が終わった後朝日を見て、
    東京で戦ってる、仕事がんばってるって感じがして
    好きという気持ち、なんだかわかる。

    日向野さんが百々瀬くんにあっさり
    「君はプライドが高いから否定されるのが嫌なんだね」
    と言うのが結構怖いけれど、
    傷つけたり指摘したりする意図はなくて
    「エンターテイメントは人の記憶に残せれば勝ちだよ」
    という助言を与えてくれるところ、
    それを聞いて百々瀬が表情を変えるところが良かった。

    夢を追うこと、仕事をしながらだと難しい。
    支えてくれてはいるけれど、アニメーターを
    まともな仕事として見てくれていないパートナーが
    寂しいけれど、十分良い人だとも思う。

    ”あの後泣きつかれて机に戻って来たら
    差し出し人不明の缶コーヒーが置いてあった”
    のコマが切なかった。

    松本さんが学校の先生みたいなポジションというのも
    割り切れるようになるまでは辛かったろうし
    今でも寂しいのだろうなと思う。
    自分が苦労して何年も下積みしたから
    同じように、というのではなくて
    ステップアップさせてやりつつ
    後進を育てようというところに好感が持てる。

  • 門出。

  • コミック

  • 1巻で仕事も恋も、と書かれていたけど「え、どこに!?」と思っていたら、2巻の新キャラ百々瀬がやってきた。
    潔癖症で自分の才能に惚れ惚れしてる感じ。最初は恋愛のれの字もなかったし、今までは自宅で仕事をしていたが三津さんに言われて会社で仕事をすることに。食べかすをつけたまま出勤してくふ女や、デスクで寝こける男のよだれ、冷蔵庫を開ければ賞味期限切ればかりの食材だらけ。全然集中が出来ない。しかも任された所は苦手な恋愛部分。行き詰りながらも一皮向けた彼の今後が気になる。

    そして敬子ちゃんのお話。
    彼氏が良い人で理解がある人だけど、この業界で頑張ろうという人間にとってグサリとくる言葉も持っている。
    でもそんな彼は彼女が心配でしょうがないのだろう。
    決断を下す敬子ちゃんと、松本さんのやりとりが泣けます。

  • 天才監督の加入、同僚の漫画家デビュー、とさまざまに刺激を受けつつ、激務をこなしつつの咲。いろいろな人を見送りすぎて学校の先生みたいな心持ちになってしまった松本さん。いいはなしがきて辞めるなら快く送り出そう、そうでなければ話を聞こう、って。咲の素直さとまっすぐさが伝わってきて、この先も目が離せず。

  • いきなり表紙を飾るとは!百々瀬、恐ろしい子!!そんなわけで百々瀬くん、ぼっちから仲間と一緒にお仕事することになりましたが、咲ちゃんと恋愛関係になる!?敬子ちゃんは漫画家デビュー。やはり仕事の掛け持ちは体ボロボロになるかも(主に腱鞘炎)しれないし、賢い決断だったと思うよ。そして、松本さん、きっと漫画家かんに愛されてると思うの。会社の面々も慕ってると思うよ(笑)

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著者プロフィール

■ゆき林檎・・・・・・2015年、青年誌初連載作品となる「西荻窪ランスルー」を開始。

「2018年 『西荻窪ランスルー ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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