こまったさんのサンドイッチ (おはなしりょうりきょうしつ 7)

著者 :
  • あかね書房
4.08
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本棚登録 : 649
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251036070

作品紹介・あらすじ

「バター、からし、サラダな、たまねぎ、トマト、ハム、チーズ、ツナ、たまご、マヨネーズ、ヨーグルト…。」みーんなつかってつくろう、おいしいサンドイッチ!

感想・レビュー・書評

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  •  SNS映えが狙える表紙のバゲットサンドイッチが美味しそう

  • 鬼は「ん」が付くものは作れない。代わりにこまったさんが、とっておきのサンドイッチを作ってあげるお話。

  • 子どもの頃に大好きだった「こまったさん」シリーズ。
    こちらはこまったさんとヤマさんが、鬼に食べさせるサンドイッチを作るお話。

    娘が生まれて地域の図書室をよく利用するようになって以来、読んだ事のない新しい本よりも、小学生時代に親しんだ懐かしい本の方につい手を伸ばしてしまうのですが、大人になった今読んでも色褪せない面白さ。
    いや、「色褪せない」どころか、当時は幼さ故に気付けなかった作者の心配りや、ああこれはこういう意味だったのかという発見があって、今の方が楽しんでいるくらいです。

    作者の寺村輝夫さんはあとがきで「さああなたも作ってみましょう」と呼びかけますが、この、自分で自分の食事を作るってとっても大事なこと。
    私は子どもの頃から筋金入りの甘ったれで、何もかも母に頼りっきりだったため、社会人になり一人暮らしをする際めちゃめちゃ困りました(今も料理は苦手で、夫と娘には本当に申し訳ないと思っている)。
    食べることは生きること。できればおいしくて栄養のあるものを楽しく食べたいし、誰かから供給されるのではなく自分の手で作れた方がいいに決まってる。
    寺村さんは、作品を通して子どもたちに「生きる力」を与えようとしていらっしゃるのだな……と思うと胸が熱くなります。

    今からでも遅くない。私も娘に「おふくろの味」と呼んでもらえるようなものを、そして娘に教えられるような何かを習得しよう……!

  • 子供のころ大好きだったシリーズ。目にとまったので読んでみました。
    大人になって読んでみても、楽しくて美味しそうなイラストにワクワクする素敵な本でした。
    子供向けとは思えないほど作り方も丁寧に描かれています。むしろ子供向けだからこそ?こういう細かいところも大好きだったのを思い出しました。
    料理の楽しさも伝わってくるので、本を読みながらこまったさんのサンドイッチを作りたくなりました。
    改めて読んでの発見は、こまったさんとヤマさんが夫婦らしいこと。小学生向けの本なのに主人公が既婚者だったのか!とびっくりしました。
    こまったさんのチャーミングさで違和感はありませんが。子供のころは美味しそうなイラストに夢中で、そんなこと気にしてなかった気がします。

  • まず、表紙裏をご覧ください。ここに載っている絵だけでもうワクワクします。
    そして、お腹も既に空いてきます。
    幼い頃ではなく、長じて読んで気が付くのは、こまったさんもわかったさんも、本当に丁寧に作り方を紹介しているということです。
    こまったさんシリーズの「ムノくんマーク」(おさえるべきポイントに描かれている九官鳥のムノくん印)は、大人向けのレシピ本に書かれたポイントと同じです。
    今回のサンドイッチだと、例えば、「包丁をあたためる」「具がなじむまで布巾で包む」など。
    画面いっぱいに色がついている楽しい絵、魅力的なキャラクター、ドキドキのストーリィに加えて、レシピのついてくる『美味しい』シリーズです。

  • 小さいころの思い出の本です。なんだかちょっと不思議な感じがして大好きでした。

  • ハイキングから桃太郎みたいな流れになって、そこからサンドイッチ作り!かなり斬新だと思います。普通のサンドイッチの作り方から、フランスパンのサンドイッチまで。
    『ん』が付いた食べ物は小槌から出せないと言った時、一寸法師の設定まで盛り込まれるのかと思ってしまいました。
    個人的にどっちも食べてみたくなりました。挟む具も自分の好きなもので良いし、切り方も上や横でも自由自在。好みを追求できる料理だなぁ。こまったさんのレシピも作ってみたいです。


  • 面白いと思った所はわかったさんが鬼が食べるからって、サンドイッチにいっぱいからしをつけた所です。

  • こまったさんは、なんでもこまってしまうのでこまったさんというなまえになりました。なぜこまったさんというなまえになったのかは、こまったさんのごしゅじんのやまさんがこまったさんじゃないひとでもこまってしまうときにかならずこまったわといってしまうから、やまさんがこまったさんというあだなをつけてくれました。
    わたしがパンをつくってこまったさんみたいにおいしいパンをつくってみたくなった。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。戦後、早稲田大学に入学、早大童話会に入り坪田譲治氏の元で童話を書き始める。1956年以後王さまを主人公とした作品をライフワークとして書き続け人気を博す。作家の他、児童図書の編集、大学での児童文学や幼児教育の指導、地域の図書館創設や文庫活動、毎年のアフリカ旅行等、活動は多岐にわたった。2006年没。

「2022年 『ぼくは王さまおしごとコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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