- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251037350
作品紹介・あらすじ
リクは小学5年生の夏休みに、都心から引っこしてきた。ばあちゃんがひったくりにあってけがをしたからだ。近所の神社へお参りにいくと、どこか風変わりな少年タクミと出会う。「ここは七不思議神社とよばれていて、絵馬に七不思議をかくと、願いがかなうんや」と教えてくれる。リクは犯人をつかまえたくて、怪談や不思議話を集める。妖怪たちと接近したり驚くことの連続のなか、新しい仲間たちと友情を深めていく。毎日新聞の人気連載を単行本化!
感想・レビュー・書評
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本の怪談シリーズの方がおもしろかったけれど、この本の方がターゲットの年齢層が低いからか。それほど怖すぎず、ちょっと不思議な話。
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4年生くらいから読めそうかな。
町の七不思議を全部集めて絵馬に書いたら、願いが叶うというお話。
主人公のリクにそのことを教えてくれたタクミの正体は…?緑川さんの本初めて読んだけど、面白いし読みやすいな。 -
子どもは怖い話を読みたがる。私はあまり得意ではないのですが、「七不思議の本ありますか」と聞かれたことがある経験から、公共図書館で目に止まった本書を読んでみました。
私としては、物語性があって面白かったけれど、いわゆる「七不思議」の本を求める子にはダメかなあ。 -
七節町、昔の名前は七不思議町、に引っ越してきたリク。
暇つぶしに七不思議神社に行くと、不思議な男の子タクミと出会い、七不思議を集めて願いを叶えてみることに。
口を開ける狛犬、手招く地蔵、怪談好きのカッパ、鬼の住職、人面魚、おっぱっしょ、神社の神隠し。
目次はなく、こんな話があってね…と、本文の途中に話のタイトルが出てくる形式。
本物の七不思議を探す中で、偽物の七不思議(単に不思議な話)も出てくる。
「幸運の狛犬」「遠見峠の手招き地蔵」「水照橋の赤んぼう」「月森川の足音」「神さまの拍子木」「三年坂のおばけ」「鈴の音」「鬼のつめあと」「緑の池のぬし」「三年坂のおぶさりゆうれい」の10編。
最後のひったくり犯の逮捕劇は漫画みたいだけれど、こんな目に遭えば寧ろ警察に保護してもらいたくなるかも。
七不思議に不気味さがなく、町に溶け込んでいる。
真昼間にも出てきて、元気いっぱい。