七不思議神社

著者 :
  • あかね書房
3.65
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本棚登録 : 160
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251037350

作品紹介・あらすじ

リクは小学5年生の夏休みに、都心から引っこしてきた。ばあちゃんがひったくりにあってけがをしたからだ。近所の神社へお参りにいくと、どこか風変わりな少年タクミと出会う。「ここは七不思議神社とよばれていて、絵馬に七不思議をかくと、願いがかなうんや」と教えてくれる。リクは犯人をつかまえたくて、怪談や不思議話を集める。妖怪たちと接近したり驚くことの連続のなか、新しい仲間たちと友情を深めていく。毎日新聞の人気連載を単行本化!

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく読み進めてたけど 読み終わってみたら 「次も借りよ」と思うくらいには面白かった。

    都会から引越してきたリクが七不思議を絵馬に書き集めて 願いを叶えてもらおうとする話。
    ・口を開く狛犬
    ・手招き地蔵
    ・怪談好きの河童
    ・鬼のつめあと
    ・緑の池のぬし
    ・三年坂のおぶさりゆうれい
    ・七節神社の神隠し
    ひったくりの犯人の供述、絶対信じてもらえないやつ…(苦笑)
    でも私は分かってるから面白かった(笑)

  • 本の怪談シリーズの方がおもしろかったけれど、この本の方がターゲットの年齢層が低いからか。それほど怖すぎず、ちょっと不思議な話。

  • 4年生くらいから読めそうかな。
    町の七不思議を全部集めて絵馬に書いたら、願いが叶うというお話。
    主人公のリクにそのことを教えてくれたタクミの正体は…?緑川さんの本初めて読んだけど、面白いし読みやすいな。

  • 子どもは怖い話を読みたがる。私はあまり得意ではないのですが、「七不思議の本ありますか」と聞かれたことがある経験から、公共図書館で目に止まった本書を読んでみました。

    私としては、物語性があって面白かったけれど、いわゆる「七不思議」の本を求める子にはダメかなあ。

  • 七節町、昔の名前は七不思議町、に引っ越してきたリク。
    暇つぶしに七不思議神社に行くと、不思議な男の子タクミと出会い、七不思議を集めて願いを叶えてみることに。

    口を開ける狛犬、手招く地蔵、怪談好きのカッパ、鬼の住職、人面魚、おっぱっしょ、神社の神隠し。

    目次はなく、こんな話があってね…と、本文の途中に話のタイトルが出てくる形式。
    本物の七不思議を探す中で、偽物の七不思議(単に不思議な話)も出てくる。
    「幸運の狛犬」「遠見峠の手招き地蔵」「水照橋の赤んぼう」「月森川の足音」「神さまの拍子木」「三年坂のおばけ」「鈴の音」「鬼のつめあと」「緑の池のぬし」「三年坂のおぶさりゆうれい」の10編。

    最後のひったくり犯の逮捕劇は漫画みたいだけれど、こんな目に遭えば寧ろ警察に保護してもらいたくなるかも。
    七不思議に不気味さがなく、町に溶け込んでいる。
    真昼間にも出てきて、元気いっぱい。

  •  5年生の夏休みという中途半端な時期に、父の実家のある七節(ななふし)町に引っ越ししてきたリク。神社で会ったタクミによると、七節神社は七不思議神社と呼ばれていたそうで、町に伝わる七つの不思議を絵馬に書いて神社におさめると願いがかなうのだという。

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著者プロフィール

緑川聖司(みどりかわ・せいじ)
大阪府出身。2003年『晴れた日は図書館へいこう』(小峰書店)で第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞の佳作となりデビュー。主な作品に「本の怪談」シリーズ、「怪談収集家 山岸良介」シリーズ(ともにポプラ社)、「七不思議神社」シリーズ(あかね書房)などがある。『世にも奇妙な物語』(集英社みらい文庫)、『炎炎ノ消防隊』(講談社青い鳥文庫)など、ドラマや漫画のノベライズも手がけている。

「2023年 『意味がわかるとゾッとする  怖い博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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