いっしょに遊ぼ、バーモスブリンカル! (あかね・新読み物シリーズ 17)

著者 :
  • あかね書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251041470

感想・レビュー・書評

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  • この本の発行年を見て驚いた。2003年である。
    17年前に、外国人児童について書かれた児童書が出ていたのである。
    山本作品には『神隠しの教室』『今、空に翼広げて』『がっこうかっぱのおひっこし』などブラジル人の児童が出てくる。
    外国籍の児童が公立校に普通に存在する今では何でもないことだが、言語・文化など立ちはだかる壁は多い。
    この本では、1年生で場面緘黙症になってしまった晴也とジュリアナの交流が中心となっている。
    大人は温かく見守る存在で、見守る立場のおばあちゃんがいいな。
    あとがきでも、作者はこの本を書いた経緯を語っているが、作者の子どもを見る優しいまなざしが感じられる。

  • ブラジルから来た子に僕が優しくしてあげました。前、僕は木に登って落ちたことがあったのに、その子のためにまた木に登ってやっぱり落ちちゃいました。二人も、そして皆も仲良くなります。「バーモスブリンカル」は「一緒に遊ぼ」のブラジル語です。

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著者プロフィール

山本悦子(やまもとえつこ)愛知県生まれ。『神隠しの教室』(童心社)で第55回野間児童文芸賞を受賞。主な作品に『先生、しゅくだいわすれました』『先生、感想文、書けません!』『がっこうかっぱのおひっこし』(共に童心社)『夜間中学へようこそ』(岩崎書店)『はっぴょう会への道』(PHP研究所)『神様のパッチワーク』(ポプラ社)など多数ある。日本児童文学者協会会員。

「2023年 『がっこうかっぱの生まれた日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本悦子の作品

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