レアといた夏 (あかね・ブックライブラリー 15)

  • あかね書房
3.75
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251041951

作品紹介・あらすじ

恨みにおおわれたような灰色の空、灰色の波。それはローズの心そのままのようだった。ローズとレア、そしてトム。三人のかけがえのないひと夏の物語。ベルギー青少年図書出版社賞受賞。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あとがきより(以下抜粋)
    著者のマリー・ソフィ・ベルモは、フランスのジュニア向けの女流作家で、思春期のゆれうごく少女の気持ちを、実に細やかに描くことで、フランスでは多くの読者に読まれている・・・。

    レアはダウン症で言語障害があり、母親と島に暮らしている。
    主人公のローズは13才。母親の都合でレアの家で過ごす事になったのだが、同い年のレアがとる行動に理解が出来ないため、嫌悪感をあらわにしたまま、島へやって来る。
    島では、10才のトムという子と仲良くなる。
    3人で居る時に、レアが焚き火を見て発作をおこす。
    炎が恐いレアがその恐怖と向き合う姿を見て、しだいに受け止めようとしていくローズの一夏の成長を描いている。

    あとがきに、重いテーマも作品が決して暗くないとあるが、著者の温かさが作品全体を包んでいて、読み終わりも心地よいものとなっています。

全1件中 1 - 1件を表示

南本史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×