はじまりの夏

著者 :
  • あかね書房
3.11
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本棚登録 : 35
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251044723

作品紹介・あらすじ

父親と死別したぽぷらは母親と二人暮らし。ある日、再婚話に動揺したぽぷらは、父親との思い出のプールへ行く。プールは廃業しており、跡地には犬の死体まであった。すべて変わってしまうなら、新しい生活をしようとぽぷらは前向きになる。ぽぷらの母親は、大地の妹・空から拒絶され、自信を失うが、「空は、大切な人を失った夕方が怖いのだ」と気づき、絶対に消えないから、と約束する。回復と希望を描いた、心温まる物語。

感想・レビュー・書評

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  • 『はじまりの夏』 吉田道子 著 (あかね書房・1320円)|【西日本新聞ニュース】
    https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639936/

    はじまりの夏 (読書の時間 (2)) :吉田道子/大野八生 - あかね書房
    https://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251044723

  • 小学5年生のぽぷらは、幼い頃に父を亡くし母親と二人暮らし。相棒はハムスターのエンゲル。ある日、忙しく働く母親から「相棒がほしい」と告げられたぽぷらは、はじめは戸惑い拒絶するも、あるとき、小さな命の死と再生に出会い、前向きに受け止めるようになる。二つの異なる家族がだんだんと一つの家族になっていく心温まるステップファミリーの物語。
    (第八小学校図書館だよりの紹介より)

  • 5年生のぽぷらはかあさんと二人ぐらし
    ジャンガリアンハムスターのエンゲルといつもいっしょにいる

    「ぽぷらにはエンゲルがいて、いいなあ。わたしもエンゲルのような相棒がほしい」

    ある晩かあさんが言った
    どうやらいっしょになりたい人がいるようだ

    大反対のぽぷらは会ってみてもいいと思うようになったが、こんどは相手の子が会いたくないと言っているらしい

    それでも夏休みに5人で会い、2泊3日の“テスト期間”をすごすことにする

    なくした家族への想い、新しい家族が増える戸惑いと喜び

    夏の京都を舞台に揺れる小学生の心を描く物語、高学年から

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著者プロフィール

吉田道子 1947年、東京生まれ。博多、京都で育つ。小学校3年生までに引っ越しすること6回。それぞれの土地で、ことばの違いやおもしろさに出会う。いまは、湖と峠のある町に住み、川の魚のいろいろを飼っている。著書に『おにもつはいけん』(福音館書店)、『ネコジャラシはらっぱのモグラより』『きりんゆらゆら』、日本児童文学者協会賞受賞の『ヤマトシジミの食卓』(以上くもん出版)『じっちゃんはゆうれいになった』(岩崎書店)、『12歳に乾杯!』(国土社)、『みんなが月にいく前に』(大日本図書)など。京都市在住。

「2017年 『とうふやのかんこちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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