- Amazon.co.jp ・マンガ (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253077071
感想・レビュー・書評
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大化の改新後、密かに生き残った蘇我氏の直系、真敷と中大兄皇子の妹朝霞。
二人の恋が一応の中心なのですが、敵同士がどうこうの話よりも、むしろ脇役である中大兄、額田、大海人、そして真敷の叔父にあたる可柄の方が主役をくっちゃう勢いです。
可柄と中大兄の愛憎と友情、可柄に恋しながら中大兄にも惹かれていく額田、大王家で一人孤立している中大兄の出生の秘密・・・さまざまな人の思惑が絡み合って最後に行き着く先は・・・。
番外で可柄と額田の恋物語もあり。この二人、幸せになってほしかったなー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1~9巻
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天智天皇の妹と蘇我入鹿の息子の物語。全9巻。この話の額田大王が好き!
奈良を歩くとこの二人を思い出します。 -
河村恵利の古代もの。
中大兄皇子と可柄と額田王の関係の描き方が、作者の真髄。
また、可柄と真敷と蘇我入鹿の関係も、目立たないけど深い。
こんな人間関係を描けるのは、この人だけだよな。
こういうの、長編でもっと描いて欲しい。
あと、中大兄皇子の危うさ。これは作者の登場人物には、特に作者の好きな人物に当てられるが、これ乱用せず、大事にとっといて欲しい。
今のとこ、中大兄皇子と信長か?
後日、足利直義を思い出した。 -
河村恵利さんの日本史マンガには、美形がいっぱい。このマンガでは、額田王と中大兄皇子の不器用な大人カップルが好きだった。
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中の大兄王子の時代の古代ロマン。人間関係というか相関図がややこしいけれど、読み出すとハマります。この作者の作品は、これ以外は深みが感じられず、あまり読んでません。平安時代ものよりも、古代ものの方が雰囲気的にあっていると思います。
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中大兄の描かれ方が他の物語と違っていて面白い
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キャラ立てと雰囲気がツボです。
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中大兄皇子と大海人皇子と額田の物語を元に、架空の人物などを入れながらも、切ないお話に。
女性の強さがとてもかっこいい作品かなと思います
多少重要な人物が欠けていたりもしますが、楽しめるいい作品だと思います