酒井美羽の少女まんが戦記 1 (1) (書籍扱いコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253106863

作品紹介・あらすじ

青池保子・美内すずえ・山田ミネコ・樹村みのり・忠津陽子・木原敏江(敬称略)…綺羅星のごとき少女まんが家のアシスタント経験を持つ著者が赤裸々に回想する、脚色なし・ほぼほぼ実話の少女まんが界の裏側を描くエッセイコミック!!

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。
    漫画家さんの裏舞台は戦場なんですね。
    寝ずに書いてるなんて凄すぎる。
    早く次巻が読みたい

  • 酒井美羽先生がデビュー前に少女漫画家のアシスタントをしていた当時の出来事が盛り沢山。
    敬愛する山田ミネコ先生が沢山登場して嬉しいです。

    12時間以上寝食を忘れて集中する青池保子先生や座敷童子の出る美内すずえ先生の仕事場等々、70年代の豪華な先生方の世界が垣間見られて楽しく読めました。
    それにしても沢渡君が酒井先生のアイディアでチョコレート1枚で売られたこととか『呪われた城』は最初から最後まで夢で見たストーリーだったとか…好きな作品の裏側に驚きました。
    これだけ色々な出来事を記憶されている酒井先生の記憶力も素晴らしいです。

  • 漫画家って実に大変なお仕事。著者も最初は少女・少年漫画問わず様々な作家のアシスタントからスタート。
    青池保子(エロイカ最高です)邸では昼の一時から翌朝まで一晩食事なしでカラー原稿7枚を着色、美内すずえ(小柄でほんわか先生らしい、意外)ガラスの仮面現場は完全な修羅場、先生一週間以上ろくに寝ていなく10分気絶寝で復活、直前の書き直し指示で自ら修羅場を地獄に・・・。すずえ・・・おそろしい子。実在する座敷わらしも有名らしい。前髪ぱっつんピンクワンピース8歳の女の子で、転居する先々についてくるらしい。
    他にも眠りながら花を描けるのはもう普通。完徹二日目のボロボロ状態。ネームを一晩で50ページ。学校の図書館の本をほぼ読んでしまう。なんとも・・・

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著者プロフィール

酒井美羽

1956年(昭和31年)、熊本市生まれの湘南育ち。1977年、白泉社が主催する新人漫画賞、第2回アテナ大賞に応募した『ロリオン』が第二席に入賞。78年『2年の春』でデビューする。以後『秋のカレンダー』『新キャベツ物語』『セーラーブルーの青春』などの連載作品を発表。82年に連載を開始した『ミルクタイムにささやいて』は、子育てをテーマに12歳年上の日本画家と結婚した幼妻ミミの奮闘を描き、少女漫画に新境地を拓く。そのほかの作品に『その男、ワガママにつき』『¥十億少女』『抱いて抱いて抱いて ダーリン』などがある。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典31 春色梅児誉美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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