- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253147934
感想・レビュー・書評
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田口雅之の魅力爆発。過剰すぎるほど過剰な表現で「どうかしている」と思われがちな田口先生だが、まあ実際どうかしていると思います。
そんな過剰さをB級臭あふるる設定(もちろん最上級のほめ言葉)でいかんなく発揮したのが本作だ。『LIVES』の雪辱戦、成れり!(たぶん)
原作とも息が合っているのか、キャラも皆これでもかとクドくも生き生きしていて魅力的だ。
オシャレで少々軽薄だが、頭が切れて小狡いニクいやつ吉良。
見た目も頭もウスノロながら、いざ殺し合いとなればしなやかで華麗な動きを見せる破壊者・小玉。
超美形でクールなマフィアの幹部、ランオーバーは半身不随だが重武装車椅子(!)を自在に操りハデな殺しをズバズバやってのける。
暗殺者出身のボディガード・あかりはゴスロリ美女。美人だけど萌えというファクターはかけらほどしかない(25歳だし)ところがむしろこれぞゴス。砂糖菓子のような萌えゴスロリとは一味違う、切れ味鋭いミスマッチなゴスが田口先生の画風に合っている。
吉良のボス都々目も一見脂ぎった馴れ馴れしいオヤジキャラだが、どうして人を能く使い、食えないところがカッコいい。
この濃いキャラをもってして贅沢にもワンエピソード単位の「タフな日常」を代わる代わる演じさせていく軽さもいい。狙うはスタイリッシュにジャポニナイズされた『SIN CITY』MANGA版といったところかしら(たしか田口先生、ファンなんですよね?)。
とびきり楽しみなマンガがひとつ増えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・1話
ニホン州東京市の「ネオン島」。
ラスベガス以上と評されるカジノ・売春の合法特区。
バイオレンス担当小玉、目がくるりんとしてるのが逆に怖い。
ナポリが拠点のシオーネファミリーの幹部、ランオーバーに差し向けられた殺し屋の始末。
・2話
素人の振りした敏腕ディーラーにお仕置きの回。
転がされてたのは彼女の方でした。
・3話
奇襲を受けるランオーバー。
吉良と小玉は道連れにパクのアジトまで連れてかれる。スィ・・
・4話
フェラーリの話がツボってたランオーバー。
見事な車椅子スピンでパク一味を撃滅する。
こんな強い車椅子キャラ初めて見ました。
・5話
面倒臭い刑事に捕まる吉良。
ネオン島で好き放題暴れるも、小玉に背骨を外に出され、首は沈められで惨たらしい姿にされる。
それまで無表情のあかりが、小玉の腕にポッとなったのが可愛いらしい。
・6話
対ヒスパニックマフィアとの強談判。
あかりがエレベーターの天井から降りてくるシーン可憐で華麗でした。 -
9巻まで読了 代表1巻
青年誌掲載大人のバトルマンガ
青年向けマンガを読む層向けという
お子様向けとはまた違うとっても狭い蛸壺で奇形的だが
この世代の了見なんてこんなものかもしれない -
近未来、ラスベガスのような東京湾の島を舞台に裏社会のいろいろ。
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マフィアの活躍を描いた話。吉良さんてらイケメンだな。カッコいい。
主人公は交渉ごと担当だが、話的には暴力でどうにかすることがメインだった。おもしろかった。 -
最近で1番のお気に入りコミック。
絵が綺麗でセクシーで品が良い。
ストーリーは勧善懲悪? -
ランオーバー無双