宇宙戦艦ヤマト 1 (秋田文庫 3-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253170178

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  • 1994年刊(初出年不明)。

     松本零士版「宇宙戦艦ヤマト」の原作漫画。

     展開は①冥王星会戦、②超大型ミサイルとヤマト発進、③ワープテスト⇒木星・浮遊大陸での波動砲試射、④反射衛星砲設置のガミラス冥王星基地攻略(詳細描写無し)、⑤デスラー機雷突破とオリオン・β星でのガス生命体遭遇戦、⑥異次元断層での対ドメル艦隊戦、ハーロックのヤマト援助、⑦バラン基地・人工太陽攻略とドメル自爆(七色星団戦なし)、⑧ガミラス本星攻略を記録した一部破損のデータカプセルの地球での解読。
     と、大まかにはTV版に準拠している。
     とはいえ、26話のTVシリーズを文庫本1巻未満に抑えたことから見れば、圧縮具合は半端ない。

     しかも、初出当時は、結論を見せないために、ここで終わらせたのではなかったか?。

     結論が判っている本文庫本の場合は、⑨地球帰還直前のデスラー艦との遭遇戦を経て地球帰還までを駆け足で描く。

     一応TV版準拠だが、ハーロックの登場等、初期プロットの面影も残されている。ひお版ほどではないが…。

     さらに、本巻では「宇宙戦艦ヤマト2」(というより白色彗星帝国編)の出だしが描かれる。後続の2巻で描かれるのは「ヤマト2」に近いが、本巻での出だしは、古代が輸送船団護衛艦に乗艦しているなど「さらばヤマト」に近い描写。アンドロメダとのニアミスシーンが少し違うが。

     今風のコミカライズとも違い、本編とは異質の初期プロットが反映したり、放映と同時進行という点から大きく圧縮させたり、他方、ネタバレにならないよう詳細描写を避けることがあったかもしれない。
     なお、「宇宙戦艦ヤマト2199」にも、演出・描写など一部は反映しているように思える箇所が散見される。

  • 2015年2月3日読了。松本零士のSFマンガ。ガミラス星の侵攻による放射能で滅亡の危機に瀕した地球を救うため、惑星イスカンダルの技術を用いて建造した宇宙戦艦ヤマトは、コスモクリーナーを手に入れるためイスカンダルを目指す…。漠然と「子供向け」というイメージがあり細かい設定や背景、物語を知らないままこの齢になってしまったが、さすがに不朽の名作、設定はしっかりハードSFしているし、悲壮感漂い人類の愚かさに警鐘を鳴らす物語パートもずっしりと読み応えがある。1巻から展開が大胆に省略されていて驚いた。おそらく続巻でも毎回ボロボロになりながら地球を救う展開を繰り返すのか、これが「ヤマトは何度でも復活する」と言われるゆえんか…。

  • 2巻とのまとめ感想。
    キャラクターや設定は素晴らしいですが、
    まさかここで。。。という感じで終わります。
    1巻で終わっていた方が良かったのではと思ってしまいました。。。

  • アニメ観なきゃ。
    解説はお馴染み豊田さん。

  • 意外にもあっさりと回想等で語られるドメルの自爆やガミラス本星での戦いにびっくり。そしてそのぶん存在感を増したハーロック。2巻は「さよなら」へ。

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著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。マンガ家。1953年に「蜜蜂の冒険」でマンガ家デビュー。以来、少女マンガ、動物マンガを経て、少年マンガ、戦場マンガ、SFマンガなど多彩なジャンルの作品を発表する。いまも現役の日本を代表するマンガ家の一人。著者『男おいどん』『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』など多数。

「2018年 『零士のメカゾーン 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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