神かくし (秋田文庫 19-2)

著者 :
  • 秋田書店 (1998年8月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253172462

感想・レビュー・書評

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  • なんだか読んだことなさそうだから、読みたい。

  • 収録されている「負の暗示」がすごかった。
    「八墓村」の主人公の父の大量殺人のモデルにもなった「津山事件」の話。

  • 特に津山事件をモチーフにした『負の暗示』がよかった。

  • 「負の暗示」は津山三十人殺しを扱ったもの。

  • 表題作は、江戸時代を舞台に十二年前に起きた神隠しの真実とそこに垣間見える人間の情念。
    現代における神隠しを扱った「神入山(神かくしPart.2)」は蛇足か。

    津山三十人殺しにまで至る犯人の人格形成を克明に追った「負の暗示」が実に恐ろしい。犯人をあくまでコンプレックスを抱えた普通の人間として描くことで、あたかも常識然とした顔で生きている私のような人間の内にも潜む狂気の存在を否応無く突きつけてくる。普段ニュースや新聞で何気なく見ている犯罪も決して他人事では無い。

  • やっぱり津山三十人殺しですね。これを女性の目線で見てこう描くか、と・・・女性の、というか、 天才の、ですね。安野モヨコもそうだが、山岸涼子も「男性の目から見た女性」をいっさい、描かない。これでもかとリアルな「人間=女性」を描く。
    しかしそれがすべてホラーになるあたりが山岸先生ですが。短編はいいなあ。

  • やっぱり津山三十人殺しですね。これを女性の目線で見てこう描くか、と・・・女性の、というか、
    天才の、ですね。安野モヨコもそうだが、山岸涼子も「男性の目から見た女性」をいっさい、
    描かない。これでもかとリアルな「人間=女性」を描く。
    しかしそれがすべてホラーになるあたりが山岸先生ですが。短編はいいなあ。

  • 収録されている「負の暗示」が特に印象に残っている。
    いい年して全能感に取り付かれている中二病な人必読です。
    ヒヤッとします。地に足つけた人生の尊さ、難しさも分かるかもしれません。

  • 津山三十人殺しを題材にした「負の暗示」が凄い。

  • 目がぞくぞくします

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著者プロフィール

山岸凉子(やまぎし・りょうこ)
1947年北海道生まれ。69年デビュー後に上京。作品は、東西の神話、バレエ、ホラーなど幅広く、代表作に「アラベスク」「日出処の天子」「テレプシコーラ/舞姫」など。

「2021年 『楠勝平コレクション 山岸凉子と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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