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- Amazon.co.jp ・マンガ (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253172462
感想・レビュー・書評
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表紙が素晴らしく美しい。山岸涼子は、十分日本画家としてもやっていけるのではないだろうか?
この人ほど、「決めゴマ」とそうでもないコマとの落差が激しい漫画家はいないのでは、とも思う。
実話を元に描いた「負の暗示」。こういう題材を描く時の山岸涼子の筆致は、容赦無く厳しいものである。「天人唐草」の男性版か?一皮向けばお前も同類だろ、と剣先を突きつけられているような恐怖が残る。
「黄泉比良坂」も良い。ぶくぶくと、出口の無い悪夢に浸かっているような感覚を覚える。この救いの無さは山岸涼子ならでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トラウマというのは何年経っても残っているものなの。
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表題作よりむしろ、同時収録の「負の暗示」には★5つ付けたい!実際に起こった大量惨殺事件がモデル。犯罪に至るまでの心理や背景をこれでもかと掘り下げ。身近に起こりうる恐怖。心霊より何より、本当に怖いのは“人間”そのものなのだという警鐘が聞こえてきそう。