- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253172509
作品紹介・あらすじ
石ノ森章太郎という巨大なマンガ家には、他を寄せつけない突出した才能がありすぎる程にある。マンガ家の生きざまとしても誰も文句の言えない巨匠中の巨匠である…。この本はマンガ家を志す人たちの入門書でもあるが、じつは「石ノ森章太郎というマンガ家を知るための入門書」でもあると言えよう。
感想・レビュー・書評
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めちゃくちゃ面白かったです。
読めて良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世田谷文学館で石ノ森章太郎先がテーマの企画展をやっていた時に買ったのでした。
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<閲覧スタッフより>
『サイボーグ009』など数々の名作を描いた巨匠・石ノ森章太郎による名著、マンガ家入門。数ある入門書のなかでもズバ抜けて評価の高い本書は、マンガを愛する人にはぜひ一度手に取っていただきたい一冊です。
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所在記号:文庫||726.1||イシ
資料番号:10209168
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漫画家にとって必要なものの本質が書かれています。
漫画家になるとは移ろいやすい読者を喜ばせるために野原をコンクリートの街に変えて破壊してしまう作業。
ひええ。 -
大昔に読んだ本。懐かしくて再読。
龍神沼の解説や009の創作過程など今読んでも面白い。 -
いわずと知れた漫画家入門書。かなり専門用語がつかわれている感じもありますが、漫画家とは、マンガを書くコツとは…など石ノ森さんが軽快にレクチャー。
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<Img Src="http://www.geocities.jp/poe70s/mangaka_nyumon_1.jpg"width="200" Align="left" Hspace="10" Vspace="10">中学生の時に出会って買ったものだから、当然、現在の秋田文庫版ではなく箱入りハードカヴァーであった。
マンガの描き方のハウツー本は各社から多数出ているが、これが極めつけと言っていい。
初版が出された年代的(1965年)に考えれば、読者が描き手を目指す土壌を生んだ最も初期の段階であると言えると思うが、その漫画黄金期の一役を担ったのも本書である。
同じ頃、手塚治虫監修と謳った「マンガの描き方」というものもあったが、この「マンガ家入門」とは比べぶべくもなかった。
石ノ森章太郎(当時、石森)のこの本はそれほど強力であり、魅力的であった。
出版されるや、全国の漫画少年たちに大評判となり、おそらくは石森氏の元に数多くの(細かい部分での)質問が舞い込んだのではないかと思われる。
なぜなら、翌年すぐに続編となる「続 マンガ家入門」が出版されたからである。
この続編はQ&Aの形式をとり、読者の質問に答えながら、漫画制作の現場と作法の実際を解説していくというものだった。
この復刻版文庫では、その正・続を合わせて、編集してある。
どこをどう編集したのかは、メンドウなので調べない。
ともあれ、当時、この本を読んで学んで世に出た作家も数知れず・・・
その作家たちを支えた、あまたのアシスタントと呼ばれる作画スタッフもまた、少年時代必ずこの本の読者であった。
現在の文庫版には収録されていないが、ハードカヴァー版には解説テキストとして用いられている「龍神沼」の美しいカラー5色オフセット印刷の口絵も付いていて、これがボクらには評判だった。
<FONT color="#0000FF">5色オフセットとは、通常の3色、シアン、マゼンタ、イエローにスミ(黒)と特色(普通は金や銀)を加えたものを言う。</FONT>
<Img Src="http://www.geocities.jp/poe70s/mangaka_nyumon_2.jpg"width="150" Hspace="10" Vspace="10"><Img Src="http://www.geocities.jp/poe70s/mangaka_nyumon_03.jpg"width="150" Hspace="10" Vspace="10">
<FONT color="#0000FF"><続 マンガ家入門></FONT> <FONT color="#0000FF"><カラー口絵・龍神沼></FONT> -
自分の作品をここまで淡々と語れる人は、そういないでしょう。
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漫画描き必見の書です。さすがに今読むと時代を感じる部分もありますが、漫画を描く上での心構えや、時代を読む石ノ森先生の話など、参考になる部分はまだまだあります。龍神沼の女の子は可愛いですよね。