- Amazon.co.jp ・マンガ (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253227629
作品紹介・あらすじ
何者かに襲撃され敗北したレゴシは、強くなるためにゴウヒンのもとで修業の毎日。肉座禅を経て、肉食の本能を克服し、食肉中毒者との捕獲劇で手足を使う戦闘スタイルを確立させた。そんなある日、テム食殺犯を追うレゴシは、ついに事件の真相に迫り…!?
感想・レビュー・書評
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肉食獣と草食獣が紳士的に共同生活を送るのは難しい。肉食獣はその欲望を抑え,草食獣は恐怖に打ち勝つとともに肉食獣の存在を受け入れることが求められる。学園では肉食・草食の別学化が計画され,レゴシらの演劇部も活動休止が伝えられる。
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真犯人。ただ葛藤が。肉食、草食の別学化も。アパルトヘイト、男女別学?の戯画化?
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そういうことか~~コトは単純ではない…
しかしピナくん、怖いもの知らずすぎる つよい -
最初に提示された謎が
ここで解かれるのだけど
謎が解かれても問題は解決しない
当たり前なんだけど
ミステリィなら犯人見つけておしまいになるのが
この物語はそれでは終わらない。
どう生きていくのか
が問われ続けているような気がする。
どんな命にも正解のない問い。
自分だけが良ければ良いでは終わらない
その先に踏み出すためには
誰の力が必要なのか
今の修行がつながっているのか
そもそもどうしたかったのかすら忘れて考え始め
別なものになっていくのかもしれない。 -
食殺事件の犯人が明らかとなる第九巻。
そのほかにもレゴシの複雑な家庭環境・血統への暗示、裏市でのルイとの再会、そしてこれまで草食・肉食共学だった学園の別学化方針に動揺する生徒たちの動物模様と、盛りだくさんの内容。
犯人明かしのあっさりとした展開はちょっと意外だった。らしくていいけど。ヤギのピナのスカした立ち回りがアクセント。