魔入りました!入間くん(14) (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784253228947

感想・レビュー・書評

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  • 入間の両親の顔が描かれてないのは何かあるんだろうか。
    単純に考えれば入間自身のトラウマの具現だから顔が描写されないのだろうが、回想を読む限り息子を都合よく扱って金儲けしてたクズ両親で、何の擁護の余地もないのがひっかかる。
    いや、子どもに愛情を持ってない両親なんていくらでもいるだろうが、この漫画でただそれだけなのだろうか?
    入間やその周囲の人々が、非常に人間臭く(悪魔にいうのもどうかと思うが)愛すべきキャラとして描かれているだけに、「絶対的な悪役」として両親にヘイトが集中すると、「本当にそうなの?」と勘繰りたくなる。
    「お金と引き換えに売り飛ばした」というのもサリバンから一方的に語られただけだし、入間を手放した理由や、息子を酷く扱った理由とか、両親側から語られることはないのだろうか……
    本当の本当に、人間的に何の救いもないただのクズの可能性もあるが、まがりなりにも入間の肉親で彼の最大のトラウマとなってる存在なので、将来的に両親と対峙→決別も見てみたい。

    本編は入間の成長を感じられる熱い展開。
    ラストの不敵なコマといい、本来の彼は性格チェンジした時の方が近いのだろうか?人間界に転生した魔王とかなのかなあ……
    話変わるが、問題児クラスの消えたクラスメイトが気になる。
    「プルソン・ソイ おかっぱ頭の男子生徒。バビルス1年生。位階はベト(2)。無関心な性格で、入間たちクラスメイトとの接点はあまりない」とウィキにも載っており、初授業の出欠の回にもいたのだが、その後に一切登場せずアレ……?ナベリウス先生の家庭訪問や期末、教室移動の時もいなかったような……?

    問題児クラスの面々はみんないいキャラしてるし、それぞれの性格や背景が掘り下げられて愛着が湧いてきたのだが、彼だけ最初からいなかったようにスルーされてるのがとても気になる。
    まさか作者に忘れられた……いなかったことにされた……?
    いくら周囲に無関心な性格といっても、教室や集合時にいないのは不自然だし、不登校なのかな……でも不登校になりかけたピケロを、ゴエモンがわざわざ迎えにきた位だし、入間や他の生徒のおせっかいな性格からいっても、一人でいる子をほっとくとは思えないんだけどな……?

    って考えだしたらどんどん気になってきて止まらない。
    問題児クラスが仲良くなればなるほど、彼だけ仲間外れにされてるっぽいのが気になるし、そもそも問題児クラスにそんな不自然なモブいる??出てきた以上は出てきた意味があるんだよね???
    ってゆーか問題児クラス全員が上位への進級を課題にされてコーチを付けられたけど、彼は一体どうなるんだ……

    存在感を限りなく消してるのも実はスパイとか伏線ならいいのだが、本当にただ忘れられてるだけだったら、「問題児クラスの連中めっちゃいい奴らだけど一人スルーされてるんだよな……」っていちいち思い出して複雑な心境になる。

    現在のエピソードでは語られないだろうが、合唱祭など二学期のイベントで彼の存在にも触れてもらいたい。

  • 入間くんとリードが再び!
    と言っても別行動が多いので一緒感は薄いですがw
    今回は入間くんにとって最大の試練と自分と向き合うシリアス回もあり面白かった〜

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著者プロフィール

西 修(にし おさむ)
1940年、富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学大学院政治学研究科修士課程(憲法専修)、同博士課程修了。政治学博士、法学博士。駒澤大学法学部教授をへて、現在、駒澤大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。第一次・第二次安倍内閣安保法制懇メンバー。第34回「正論大賞」受賞。主な著書に、『現代世界の憲法動向』、『日本国憲法成立過程の研究』(以上、成文堂)、『日本国憲法を考える』、『憲法改正の論点』(以上、文春新書)、『図説日本国憲法の誕生』(河出書房新社)、『国防軍とは何か』(森本敏・石破茂氏との共著、幻冬舎ルネッサンス新書)、『憲法の正論』(産経新聞出版)、『いちばんよくわかる! 憲法第9条』、『世界の憲法を知ろう』『証言でつづる日本国憲法の成立経緯』、『憲法9条を正しく知ろう』(以上、海竜社)ほか多数。趣味は落語で、芸名は「またも家楽大」。

「2021年 『知って楽しい世界の憲法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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