人類が地球に住めなくなった未来。長命な新人類“ネオテニイ”の一員であるアラタ、ターラ、シーザー、ルイの四人組はかつて“緑人症”という奇病をめぐり、ある“喪失”を経験した。数年後、大人へと成長したネオテニイたちは各々の想いを胸に、未来への決断を下し…きみの“物語(ストーリア)”は完結へと至る。今巻ではその本編では語りつくせなかった番外編を5編収録。150年前、地球に住めなくなった人類とソウイチロウが体験した、未曾有の真実を…ここに記す。本編へと繋がる驚愕のシリーズ前日譚!
ちぴゆきさんの感想
2022年2月11日
ソウイチロウとその妻、そして普通の女子高生の夜の話 アラタの兄弟がキュヴィエと恋する話 宇宙へ旅立ったネオニティたちへジラフがラジオを送り続ける話
冬子さんの感想
2021年8月21日
・地球が滅びる前の物語。中学生の夜はソウイチロウに出会う。そしてその妻海果にも。けれど夫婦は母子のようだった。・アラタの弟大地とターラの親戚キュヴィエは共に旧人類に生まれた。彼らの葛藤とは。・ジラフとライオン・40代になった夜がソウイチロウに海果から託された凍結卵子の子を産む話。この時に生まれた子供が、結局旧人類で生まれれ先に逝ってしまった愛娘なのかな…
吟鳥子:漫画家。 2005年、ウィングス(新書館)に掲載された「ある幸福な人の噺」でマンガ家デビュー。2016年から2020年にかけてミステリーボニータ(秋田書店)で発表した「きみを死なせないための物語(ストーリア)」は、「このマンガがすごい!2018」オンナ編の第7位、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」の第4位、「2021年 第52回星雲賞」のコミック部門を受賞した。そのほかの作品には、「アンの世界地図~It's a small world~」など。 「2022年 『架カル空ノ音 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」