ビジュアル 地球を観測するしくみ: 気象・海洋・地震・火山

  • 朝倉書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784254160802

作品紹介・あらすじ

・地球の観測・監視では地上,洋上から宇宙まで,種々のシステムが展開・整備されている.・その主だった観測について,観測機器を軸に,システムや目的,原理,作動手法,データの記録・伝送など,実際のビジュアルな写真や設置・観測風景・図を豊富に載せ,平易にわかりやすく解説.・関係者の中に眠ったままの開発の歴史やエピソードもコラムとして掲載.【主な目次】序章 概説第1章 気象観測 1.1 地上における観測(地上気象観測網/地上気象観測装置/アメダス/気象レーダー/雷監視システム/二酸化炭素の観測/オゾン観測) 1.2 上層・宇宙での観測(ラジオゾンデ/ウインドプロファイラ/気象衛星/衛星による地球環境の観測) 1.3 航空気象観測第2章 海洋観測 2.1 沿岸での観測(波浪計/潮位計) 2.2 外洋を漂流・浮遊する自動観測(漂流ブイと係留ブイ/アルゴフロート) 2.3 観測船による海洋観測(海洋観測船/電気伝導度水温水深計と多筒採水器/海洋二酸化炭素観測装置/海水成分分析装置/その他の観測装置) 2.4 海洋観測における衛星・リモートセンシングの利用第3章 地震・火山・その他の地球物理観測 3.1 地震の観測 3.2 津波の観測 3.3 地殻変動の観測 3.4 火山の観測 3.5  地磁気観測エピソード(コラム)気象庁の創立/「アメダス」/「富士山レーダー」の建設/ブライトバンド/「オゾンホール」の発見者は日本人/「ひまわり」の命名/気圧高度計とQNH/英国で潮位・高潮計算機を開発した日本の科学者/各機関が持つ潮位データの共有化/ミレニアムプロジェクト/ナンセン採水器/定点観測/衛星による海洋業務の高度化/地球は狭くなった/地震の名前/2011年東北地方太平洋沖地震/観測機器と電子回路/地磁気・磁気圏文献索引

感想・レビュー・書評

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  •  図書館の新着コーナーで手にっとった。たまたまの出会いがないとなかなか手に取らないジャンルだ。でも「ようこそ!富士山測候所へ(長谷川敦著)」の返却に行った際にみつけたから何かの縁かな。
     代表著者(古川武彦氏)は1940年生まれだから、1964年に中央気象台から気象庁に格上げされてから現代気象観測の畑を歩んできた重鎮ということだ。
     我々が毎日当たり前にお世話になっている天気予報等がどのように観測されているのか、すこしでもそのしくみを理解しておいてもいいだろう。そんな軽い気持ちで手に取った。
     難しい話は抜きにしておおまかな気象観測等の仕組みを学べる良著だ。
     ちなみに、富士山気象レーダーは1964年(昭和39年)10月1日に運用を開始したという。同日には東海道新幹線が開業し、同月10日に東京オリンピックが開催されたという。それと、気象衛星「ひまわり」は当時の宇宙開発事業団理事長島秀雄しがえいやっーで名付けたとのこと。その前の「きく」というのも懐かしいなぁ。

  • 請求記号 450/F 93

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著者プロフィール

1940年、滋賀県出身。理学博士(九州大学)
気象研究所主任研究官、気象庁予報課長、札幌管区気象台長などをつとめ、現在は、気象学の普及などを目的とする「気象コンパス」を主宰。
著書に『わかりやすい天気予報の知識と技術』(オーム社)、『図解・気象学入門』(共著、講談社ブルーバックス)、『気象庁物語』(中公新書)など。

「2019年 『天気予報はどのようにつくられるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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