- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255006727
感想・レビュー・書評
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罪悪感はすまない物語。
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面白かった〜。
ばななさんやっぱり好き。
きたやま先生は、はっきりさせようとしすぎる感じとか、決めつけた見方をするところが、あまり好きじゃない。
勘とか、なんとなく、っていうのは、
どうして明かされなければいけないのだろう。
本人にもわからないままで、どうして放っておいてもらえないのだろう。
と思った。 -
常々なぜ、自分も含め日本人はこうも日本的であり(本音を言わない)、諸外国人とは違うのかと思っていた。
西洋では何とか自我で表と裏を調合し一枚岩になろうと
努力しておりそれに価値を置いている。
しかしこちらは表と深層をつかいわけ若干の二重人格を肯定している・・・ひとつにまとめなくてもOKななかで日常を生きている。
というくだりを読み、それはアミニズムで多神教で自然に裏切られてきた土地柄によりそうなったのだろうなあと思った。
韓国人と仕事をしていてよく言われることが、日本人はまじめだという言葉だ。何を言われているかわからなかったが、なあなあにする方法で適当にして生き延びていけるという発想を持ち得ない日本人というくだりを読みちょっと納得した。
震災では、茫然としていても泣き叫んだり取り乱したりしない日本人は、その裏側では、深い渦に巻き込まれないよう必死にバタバタともがいていた。
そこにはきたやま氏が仰るように、あれもこれもの多神教的な日本人は絶対的なものにはとにかく信を置かない、そこには大きな不信感というものがある・・
自然や人間からの裏切りに対する耐性というか、それはもちろん日本だけではないが、その不信感が自らを生き延びさせる手立てだと考えられるのだろう。
ばななさんの物語についての話が一番心に残った。 -
146.1
きたやまおさむ氏はザ・フォーク・クルセダースの作詞家であり精神分析学者。「あの素晴らしい愛をもう一度」など -
きたやまおさむ と よしもとばなな が
心理学をベースとした対談をしています。
ひらがなの名前は
漢字の人格とは別のものと考えている。
とでてました。
そう、そんな感じ・・・。 -
人間、というものを、日常の視点よりも客観的に見れる本だと思います。
特に、日本人の性質に関しては、1人の日本人として、自分の根底にある意識していないところを、すっと、浮き上がらせるような感覚でした。
よしもとばななさんの名前と、タイトルに惹かれて衝動的に手に取った一冊でした。
これは買ってよかったです。 -
giveup
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北山修さんと吉本ばななさんの対談と、北山さんの執筆がセットになった本。
精神科医の北山修さん、日本文化と心の問題をつなぎつつ書かれている。
日本特有の精神性、二重性、ちょっとむつかしいが、、
メモ
母と子の2面性から、イザナギ・イザナミすまなさとはかなさ
がんばる、ぼちぼち、、、