完本 仏像のひみつ

著者 :
  • 朝日出版社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255012391

作品紹介・あらすじ

どんな仏像に出会ったときにも、おがむときにも、この本をそばに。

仏像はやせたり太ったりする! 仏像たちにもソシキがあった!?
日本だけにうまれた、つくるヒト、ブッシのひみつ!
累計13万部。新たな「ひみつ」を加えた伝説の仏像本、完全版です。


この本は「伝説の仏像本」になるだろう。
いままで、誰もがする、してしまうような本作りをしなかった。
それがこの本の画期的なところになった。
――南伸坊さん(朝日新聞書評)

これでスッキリ! 仏像早覚え最強マニュアル。
いくたあまたの仏像解説書では身につかなかった基礎知識が、スンナリと身体に入ってゆくのだ。
<最強の仏像本>と、私は呼びたい。
――柴門ふみさん(週刊文春書評)

名前も知らない、初めて見る仏像でも、それを観察し、考えるための手がかりが、自分の中にできる。
ほんとうの「わかる」へと導いてくれる本。
仏像から始まって、仏教、日本文化、そして人間へ。
いつの間にか広く、遠くまでを見晴らせる、展望台へと導いてくれる。
――橋本麻里さん

この本では、仏像のひみつの基本中の基本からお話をはじめて、やがてだんだんと、仏像の世界の奥深いところや、仏像のまわりにひろがる霧みたいな中にも、ふみこんでみたいと思います。
この本を、いつでもそばに置いていただけるなら、お寺や博物館で仏像に出会い、鑑賞するのが、そして仏像のことを考えるのが、とても楽しくなるのを約束します。(「はじめに」より)


  *  *

この本で、かんたんに、おおまかに、でもしっかりと、仏像のひみつを知りましょう。
10のひみつを知れば、仏像ってこんなにおもしろい!


その1 仏像たちにもソシキがある!
その2 仏像にもやわらかいのとカタイのがいる!
その3 仏像もやせたり太ったりする!
その4 仏像の中には何かがある!
その5 仏像のソシキのまわりにも誰かいる!
その6 仏像の着物にはソデがない!
その7 仏像の眼は光る!
その8 仏像の色はイロイロ!
その9 仏像は国際派!
その10 仏像をつくるブッシのひみつ!

感想・レビュー・書評

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  • とても読みやすくわかりやすかった。

    絵も良く、ほんわかした気分になりながらも、しっかりと仏像の勉強もできた感じかな。

  • 【7/ 13 (火)】『完本 仏像のひみつ』刊行記念!「わかる」ことのひみつ 橋本麻里 × 山本勉 トークイベント – 青山ブックセンター本店
    https://aoyamabc.jp/products/butsuzo

    『仏像のひみつ』(朝日出版社) - 著者:山本 勉 - 南 伸坊による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    https://www.allreviews.jp/review/4217

    仏像のひみつ最終顚末 ウェブ版 | 『完本 仏像のひみつ』のこと。 | あさひてらす
    https://webzine.asahipress.com/posts/5028

    完本 仏像のひみつ | 書籍 | 朝日出版社
    https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012391/

  • ものの見方を変える本!

    「仏像のひみつ」(2006年出版)のころに、一旦、仏像であるということをおいておいて、素直にかたちをみる。

    みんな同じに見えていた仏像。厳密に言えば違うというのはわかっていたし、この姿は好きとかきらいとか、でもそれ以上のなにもなかった。

    でも、この本の内容を初めて知ったときの衝撃。材料、製法、技法による変化、またそれらによる表現の進化を、シンプルな言葉で明確に示される。「シンプルな言葉」で示されることにより、どこの何をみるのか?ということを知る。今まで漫然と異なるかたちとしか思っていなかったものが、にわかに生き生きと浮き出て見えてくる。

    この段階を経て、歴史がまた面白くなってくるわけで・・・・

    何度読んでも面白く読める本。

  • うーん、微妙‥
    タイトルから想像していた中身とあまりにも違い過ぎた。
    仏像へのリスペクトがあるようには感じられなかった。
    お寺や仏像の持つ神秘性のかけらも感じなかった。

  • 子ども向けの展示会の目録から派生した一冊とのことで大人にはやや平易すぎるところもあるが、わかりにくい仏像の用語や違いがよくわかるように書かれていて知識の補完になった。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000260400

  • バラカンさんのポッドキャストを遡って聞いてたら、ゲストの山本勉先生のお話が面白かったので、読んでみた。
    如来と菩薩と明王と天の違いなんて、基礎の基礎だけど、全くもって分かっていなかったから、それが分かっただけでもちょっと楽しい。身につけているもののことも知らなかったことばかり。素材のこと、どうやって造られているのか、姿形の変遷から歴史や世界が見えたりするのも面白い。
    こうやって知識があったら、仏像を見るの、おもしろそうだから、お寺や博物館に行くときは、これで予習をしていきたい。

  • 子ども用の解説本だがとても深くそしてわかりやすかった。

  • 今まで読んだ仏像関係の本の中で一番わかりやすかった。図書館から借りたのだけれど、自分で手元に持っていたい本だ。
    10のひみつがあるのだが、その1仏像たちにもソシキがある その5仏像ソシキのまわりにも誰かいる その6仏像の着物にはソデがない その9仏像は国際派 は内容も面白く今まで知っていたことも再整理できて、うれしいし、楽しい。

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著者プロフィール

監修:山本勉(やまもと・つとむ)
1953年、神奈川県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。同大学院博士後期課程中退。日本彫刻史専攻。鎌倉国宝館長、半蔵門ミュージアム館長、東京国立博物館名誉館員、清泉女子大学名誉教授。
著書に『日本彫刻史基礎資料集成』鎌倉時代造像銘記篇(共編著、中央公論美術出版)、『鎌倉時代仏師列伝』(共著、吉川弘文館)、『完本 仏像のひみつ』(朝日出版社)、『日本仏像史講義』(平凡社新書)、『運慶大全』(監修、小学館)などがある。

「2024年 『みほとけの推しほとけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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