- Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
- / ISBN・EAN: 9784257770107
感想・レビュー・書評
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「クロノス・ジョウンター」はタイムマシーンの名前。過去に戻るがわずかしか滞在できず、その何倍も未来へ飛ばされてしまう。そんな危険を冒してでも目的を達成しようとする主人公。熱いね〜!これは愛です!!2作品収録。違う版で出版されるごとに1作品ずつ追加されているらしい。
これを原作に製作された映画が「この胸いっぱいの愛を」。まだ公開中かな?
時間を超えて、取り戻したいもの、伝えたいこと、は誰にでもあるはず。そんな人との触れ合いをみなさんも思い出してみては?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了してから時間が経ったので少しあいまいな感想です。
SFであるのにとても現代的な感覚で、逆にノスタルジックに感じた。きっと普遍的な人間の感情を描いて、スマートな未来の中に少し人間のどんくさい一面が覗くのが、上手に悲しくも描かれていたからかも・・
いつものごとくいっぱい泣きました。 -
ノスタルジックな連作短編集。タイムトラベルとラブストーリーがうまく融合してて、ほぼいっきに読んでしまった。
長編よりも、短編のほうが好きかなぁ。 -
タイムトラベルものの話。
このジャンルは、「時をかける少女」など、良書が多いですが、本書もその1冊かと。
クロノス・ジョウンターと呼ぶタイムマシンを巡る短編集で、それぞれの話に登場する主人公が、愛する人を守りたいと言う強い想いが伝わり、切なくて、ジーンと来ます。
また、外伝で、クロノス・コンディショナーと呼ぶ、体はそのままで心だけ昔の自分に戻る話も、良い話です。
短編集でありながら、全て矛盾なくつながり、1冊の長編へと繋がる物語です。
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せつないお話かな
銀のカエルが心に残る。 -
タイムトラベルものの短編がいくつか入ってます
全てに共通するのはタイトルにもあるクロノスジョウンターというタイムマシン
過去へのタイムトラベルの代償は、遡った時間と回数応じて逆に未来に飛ばされる。
どの作品もいいけども「吹原和彦の軌跡」が一番好き
恋愛って労力と時間を相手に割くことだと思ってる僕の理想 -
恋愛を軸にしたタイムトラベルもの。
この手の話では、タイムパラドックスを避けるために
“過去の人間に身分を明かしてはいけない”っていうのは
厳しく禁じられると思うんだけど、割とポンポン明かしちゃうのね(笑)
他にもややご都合主義的な部分が気になるものの、
それも時の神=クロノスの奇跡なのかな、と。 -
ハードSFではなく、SFを使ったラブストーリーといった方が近い。ただし、時間SF特有の過去と未来における矛盾とその解消といったところが興味深く書かれている。
タイトルの「クロノス・ジョウンター」とはいわゆるタイムマシンのことである。しかし、"完全な"ものではない。いくらかの制限がある。そのために、引き起こされる物語がつづられている。 -
タイムトラベル・ラブストーリーの達人、梶尾真治の人気作。
クロノスジョウンターというタイムマシンをめぐる男女の物語。
版を改める際に何度も新作を増補しており、作者の相略を感じさせるシリーズである。