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- Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784260005371
感想・レビュー・書評
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この本は、主にプライマリケア医を対象としたパニック障害治療のガイドラインであるらしい。
私は、純粋なプライマリケア医ではないのだが、田舎の小さな病院に勤務する関係上、どうしても、プライマリケア医の真似事、なんちゃってプライマリケア医をしなければならない場合がある。
いろいろな事情があって、この本を読む事になった。
第1章 パニック障害の基本
A パニック障害とは
パニック障害の診断基準から、治療までの概観が説明されている。
面白いと思ったのは、最近の生物学的な研究成果が説明されている点。単なる心理的な障害ではなく、生物学的な異常が根底にある事が強調されている。
あと、パニック障害自体には命の危険はないが、虚血性心疾患や不整脈を合併する人が多いので、そちらにも注意する必要があるとの事。
診療する上では、ちょっと重要かもしれない。
B 本書の使い方
目的に応じて、本書のどこを読めば良いかの解説。
プライマリケア医の場合、第1章~第2章。
より専門的な治療が必要な場合には、第3~8章との事。
私は、第2章を中心に読めばいいらしい。
それと、第4章の「心理教育」の項目も参考になるとの事。
C 研究班の成果より
研究班の研究紹介。認知行動療法が有効であるらしい。
興味を引くけれども、実行は難しそうだ。
最近、いろいろな疾患で認知行動療法の話を聞くけれども、一度、詳しく勉強してみたいものです。
第2章 パニック障害の治療ガイドライン
この章では治療ガイドラインが解説されている。
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