援助者必携 はじめての精神科 第3版

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  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260042352

作品紹介・あらすじ

きれいごと一切ナシ! 口は悪いが役に立つ! 同じ精神科の最前線で働く者だけが知る共感力を全開にした「超実践的アドバイス」集は、いよいよ第3版へ。クレーマー対策、援助者としてのアイデンティティの保ち方、当事者・家族に対峙する時のちょっとしたコツなど、「こんなこと、誰も教えてくれなかった」度はますますアップ! はじめて精神科に足を踏み入れたなら誰もが感じる「不安」が、優しく解きほぐされます。

感想・レビュー・書評

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  • 春日 武彦『援助者必携 はじめての精神科』(archive 身体×世界:書籍)
    http://www.arsvi.com/b2000/0404kt.htm

    精神科医 春日武彦さん スペシャルインタビュー (第1回) salitote(さりとて) 歩きながら考える、大人の道草WEBマガジン
    http://salitote.jp/people/interview007-1.html

    はじめての精神科 第3版 | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院
    https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/108298

  • 精神科医として著者が長年、援助やカウンセリングを行ってきた集積として、「援助者の心構え」「精神疾患の解説と対応策」「Q&A」を備えた一冊です。

    私自身は精神科医のお世話になったこともなく、接点など全くないのですが、だからこそ(語弊があることを承知で言うならば)楽しく読めて、なおかつ為になった本でした。

    それまで「統合失調症」や「境界性パーソナリティー障害」などという言葉を聞いたことはあっても、実際にはどんな症状を呈していて、どういった経過を辿るのか、全く知らなかったのですが、この本を読んで(完璧ではないにしろ、一般人が掴むには十分と言えるだけの)知識が身についたように思いました。

    援助者ではないけれど、世の中にはこういう状態にあって苦しんでいる人がいるし、うつ病などはいつ自分が罹るかわからない・いつ罹っても不思議ではない疾患なので、知識をつけておくことは大切なことですよね。

    表紙のネコちゃんたちがポップで愛らしく、お堅い本特有の難しい言い回しもないので、手に取りやすい一冊です。

    この本のおかげで誤解していたことについて、知識を改めることができました。感謝です。

    • nejidonさん
      はじめまして♪
      フォローしてくださり、ありがとうございます。
      先ほどは談話室のコメントにも素敵なお返事を下さって感激しました。
      色々と...
      はじめまして♪
      フォローしてくださり、ありがとうございます。
      先ほどは談話室のコメントにも素敵なお返事を下さって感激しました。
      色々と提案される方は多くとも、お返事を下さる方は決して多くありません。ありがたいことです。
      あまり小説を読まないので退屈な本棚かもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
      読書の楽しいお話ができたら嬉しいです(*'▽')
      2021/01/15
    • Eさん
      こちらこそ、ありがとうございます。
      小説に限らず、様々な本に触れていきたいと考えておりますので、お気になさらず。
      以後、宜しくお願いいた...
      こちらこそ、ありがとうございます。
      小説に限らず、様々な本に触れていきたいと考えておりますので、お気になさらず。
      以後、宜しくお願いいたします。
      2021/01/15
  • 読みやすい本でした。
    クレーム対応にも役立ちそうです。

  • ネットサーフィン中、ふと目に留まったもの。内田樹対談新書で読んだこともあり、著者の名前を知っていたこともあって読んでみることに。専門書なんだけど、なるほど、はじめてでも問題ないくらい、かみ砕かれた内容。病名付けに固執していなかったり、具体的な治療内容についてはほとんど踏み込んでいないのも、読みやすさに寄与しているよう。読み易いからと言って内容がしょぼい訳ではなく、具体例もふんだんに示されていたり、実践応用も十分に利きそう。精神科よりもっと普遍的に、日常で出会う困ったちゃんへの対応にも使える感じ。

  • 精神科医である著者の経験をもとに、援助者の心得えについて書かれている一冊です。
    幅広い当事者の症状について書かれているだけでなく、当事者の関係者や援助者の立場についての記載もあり、知っているだけで当事者と関わりやすくなると思います。
    割り切るケースについても書かれており、読んでいて衝撃を受けました。しかし、心の余裕の重要性について多く語られており、長期化しやすい精神科としての処方においての現実解として納得できるものでした。
    簡単ではない問題も多く扱っていますが、語り掛けるような軽めの書き口のため、文章は読みやすいです。援助者の立場の方はもちろんですが、「精神疾患」という見えにくい問題について理解を深めたい方にもオススメできる一冊です。

  • タイトルが悪いからマイナス1で。笑
    援助者向けの本で、「頑張って援助しているのに報われない…」と嘆く前に読んでほしい。
    スタッフに貸したいけど、「はじめての」っていうタイトルのためにムッとされそうで、それだけ毎回言い訳しています。

  • 書き方とか感じ方に感じ悪さがあるものの、めちゃくちゃ勉強になった。
    なんとなく精神疾患の方のイメージがつくようになったし、前よりも認知症患者との関わりに余裕ができた。もっと理解を進めるとどんな対象者と接するときも自分に余裕ができそうで楽しみになった!

  • 現場の話
    綺麗事ではない現実のこと

  • 割と口は悪いけど、確かにそういう面もあるのかもしれないと思える内容も多かった。
    支援者の無力感とか困り感に共感されていて、そういう時の心構えや対応法などが書かれているのは面白かった。

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著者プロフィール

1951年生まれ。産婦人科医を経て精神科医に。現在も臨床に携わりながら執筆活動を続ける。

「2021年 『鬱屈精神科医、怪物人間とひきこもる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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