超人ナイチンゲール (シリーズ ケアをひらく)

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  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260054423

感想・レビュー・書評

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  • 語り口がリズミカルで、一気に読了。

    ケアすることは、死すべき運命を持った身体に波長をあわせ、尊重し、慈しみ、楽しみさえすることなのだ「ケアのロジック」アマネリー・モル

    看護は魂に触れる革命だ!

    など、簡潔でパンチの効いた言葉が次々と繰り出され、ナイチンゲールは今でいうロッカーだなぁと思いながら読んでいました。

  • エンタメとして面白い。こんな伝記あったっけ?国家にケアを奪われるな。あっぱれ

  • 289.3/ナ

  • 看護を語る際に欠かせない人。
    彼女は聖女でもなく、合理主義者でもなく、近代的個人を、女性であることを超える人でした。
    看護は集団的な生の表現、看護は魂にふれる革命なのだ。
    時は満ち、永遠のいまの中に、黒衣のナースが立っている。
    軍にも、教会にも、そして国家にも、何にも染まらない、ナイチンゲール。
    ナイチンゲールのイメージ、看護に対するイメージが変わりました。
    ナイチンゲールの活躍が、とにかくすごい、面白い、ワクワクして、あっという間に読ませます。

    次のキリストはおそらく女性だろうと私は信じている ー 113ページ

  • 感性で突っ走っているように見えて、政治的・思想的に議論になるような部分についてはきちんとフォローを入れる。伝記というよりはきっちり評伝。それでいてこのドライブ感。ナイチンゲールが憑依しているかと思いきや、たびたびニーチェやフーコーが顔を出す。すごい。看護に対する見方をこの本で変えられた気がする。

  • ふむ

  • 闘いながら忌み嫌われてた看護・ケア従事者を昇華したナイチンゲールを、作者の想い多めの文章にて知りました。

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著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に『大杉栄伝 ―― 永遠のアナキズム』(夜光社)、『はたらかないで、たらふく食べたい ――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)、『村に火をつけ、白痴になれ ―― 伊藤野枝伝』(岩波書店)、『現代暴力論 ――「あばれる力」を取り戻す』(角川新書)、『死してなお踊れ ――一遍上人伝』(河出書房新社)、『菊とギロチン ―― やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ』(タバブックス)、『何ものにも縛られないための政治学 ―― 権力の脱構成』(KADOKAWA)など。

「2018年 『狂い咲け、フリ-ダム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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