増補改訂 「べてるの家」から吹く風 (いのちのことば社)

著者 :
  • いのちのことば社
4.33
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 43
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784264039013

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 泥水にへたり込んでいる人たちのかたわらに、
    さりげなくしゃがみ込み、力なく一緒に困りながらも、
    あまりの無力さと情けなさに、お互いに顔を見合わせて、
    思わず笑わずにはいられなくなる瞬間に、
    人が生きるということの無限の可能性と当事者の力が感じられるーー(本文より)


    今日も、明日も、明後日も、順調に問題だらけ。

  • 自閉症などの発達障害をもつ子や人と毎年サマーキャンプを楽しんでいるからか、向谷地さんの言っていること、すごく分かりました…! 「苦労を取り戻す」「降りていく生き方」など、パワーワードもたくさん。彼らの魅力がもっとたくさんの人に知られたらいいなぁーー。

  • 【人としての生き方を学ぼう】

    「精神障がいをもつ当事者のなかには地域社会が学ぶべき有用な生活情報、地域の再生に向けた知恵が集積されてある(P171)」

    それ以上にべてるの人達からは「人としての生き方」を学べる。
    彼らは「豊か」なのだ。
    なぜなら彼らには『絆』があるからだ。
    親、学校、職場で傷つけられ、障がいを抱えることになった「弱さ」をもつ人達が、仲間との関わりで「居場所」を得て笑顔で暮らすことができている。

    欲にまみれた人達よりも人間らしい。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

北海道医療大学大名誉教授、社会福祉法人浦河べてるの家理事長。
主な著作に『増補改訂 「べてるの家」から吹く風 』二〇一八年、いのちのことば社。『新・安心して絶望できる人生 「当事者研究」という世界』二〇一八年、一麦出版社。『技法以前―べてるの家のつくりかた』二〇〇九年医学書院。『弱さの研究』(共著)二〇二〇年、くんぷる。ほか。

「2023年 『弱さの情報公開―つなぐー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

向谷地生良の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×