怪談えほん (12) おろしてください (怪談えほん 12)

著者 :
制作 : 東 雅夫 
  • 岩崎書店
3.59
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本棚登録 : 301
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265079629

作品紹介・あらすじ

裏山を探検していた「ぼく」は、道に迷って歩きまわるうちに、小さな駅を見つけた。
そこへやってきた列車に乗り込んだ「ぼく」の目に飛びこんで来たものは……。

有栖川有栖と市川友章が描く、悪夢の列車がはしり出す。

感想・レビュー・書評

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  • 裏山を探検していたら道に迷ってしまったぼく。
    駅を見つけて乗り込んだ。
    トンネルをぬけるとお客さんがおかしいのに気づく。
    顔も奇妙で姿もおかしいおばけの世界だ。

    駅に止まると反対の列車に乗りなさいと言われ、あわてて飛び出して、向こうのホームの列車に乗る。

    いや、こちらもおばけたちばかり…
    トンネルを抜けると人間の姿になる。
    人間のふりをして乗り込んだのか…?
    乗った駅に戻ってきたけど

    きっぷがないとどこにもおりられない


    いやぁー。
    叫ぶだろう
    おろしてくれ〜ってなるだろう。
    なんか夢で見そうだなぁ。
    こわいおばけに囲まれた降りられない列車。



  • 「比良坂駅(この名前からして、アレですよね…)」で、乗ったのは妖怪列車だった! 「ぼく」の運命やいかに? 読んだのが午前中でよかったと思える怖さでした。本のサイズも大きくて、飲み込まれそうな世界です。

  • 〝裏山を探検していた僕は、道に迷って歩きまわっているうちに、小さな駅を見つけた。「比良坂駅」...列車が来たので、町に戻ろうと乗り込んだ。次の駅が車掌さんに尋ねてみようと坐っていたら、トンエルに入って...それを抜けると、お客さんの様子がおかしい。角が生えたり、顔や手に鱗ができたり、目が飛び出したり・・・!〟<有栖川有栖>作、<市川友章>絵による、妖怪まみれの悪夢の列車があなたに襲いかかる!・・・もう、今夜は眠れそうにない・・・。

  • こ、これは!
    小さな子が読むと本当に怖いだろう,と思われる。
    でも、何度も読んじゃうかも…

  • 最近流行りの怪談絵本。これは相当怖いし、後味悪い。怖い話が好きな子どもは多いけど、うっかり読むと電車に乗れなくなりそうな…読ませる年代+タイプを選んだ方が良さそう。

  • 怪談えほん3シリーズめの4冊のうちの一つ。

    本作はある意味分かりやすい。
    『レベルE』を思い出す。

    ラストが、ゲゲゲの鬼太郎のエンディングの『ギャ!!』と四方から現れてビクッとしたのを思い出す。。
    この子は永遠にさまようのか、はたまた。。

    目の白い部分が黒くて、色彩が赤だったり青だったりする表現は誰が始めたのだろう??
    異形の者の表現のお約束になっている。
    海外だと眼球そのものが光るけれど。。

  • 先にいただきます。の方を読んでいたので、あっ車掌さん優しい…ハッピーエンド…と思ってたら最後のどんでん返しにやられました。でも筋は通ってる…

  • 道に迷い込み、やって来た電車に飛び乗ったが、
    その電車は普通の電車ではなかった。
    さあ、降りられるのか?

  • えーーー!どうなっちゃったのさっ!帰って来られなかったの?? 切符っっ! 最初の電車の車掌さんはいい人だったのにぃ。怖い絵本シリーズ、こわいわ。

  •  道に迷った先で見つけた駅。電車に乗って帰ろうとしたら――。
     読み聞かせられたこどもは一人で電車に乗れなくなりそう。
     表紙絵がウルトラQや少年探偵団を想起させるような構図で、大人も轢かれ――じゃない、惹かれそう。

     乗客も車掌も、子供に何ら悪いことはしてないんだよね。戻る方法を教えてくれるなど親切。
     終盤の車掌の行動も理不尽ではない。子供がしてしまったことも故意ではなく過失。うっかり。
     しかし、その「うっかり」で不幸になったり命を落としたりすることもある。この絵本のように。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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