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- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265084401
感想・レビュー・書評
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[墨田区図書館]
図書館の新刊コーナーにあって目についたので借りてきた。そろそろ水俣病やイタイイタイ病のことも少しづつ知っておかないとだし、"読みもの"ではなく、"調べる"シリーズで身に百科事典的な本だから、病気をイメージできるような症状の写真や言葉だけでも見せておこうかと。
"四大"と言われても、"新潟水俣病"や、"四日市ぜんそく"は私も自分から頭に浮かばなかったけれど、ちょうどPM2.5で騒がれている今、公害が少しはイメージできたかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
調べる学習百科シリーズの中の1冊。児童書であるだけに、どんなところで起こったどんな病気なのか、今日までどのような経緯をたどってきたのか、そして現在は、今後は、といったポイントが大変わかりやすくまとめられている。
高度経済成長期という時代背景の中で、公害に苦しむ人々の救済よりも経済発展を優先させた、国や県などの対応の遅さや企業のエゴなどもきちんと織り込まれており、公害が単なる歴史ではなく現代の問題であること、また、その歴史を知ることで、我々の社会が進むべき将来の道筋についても深く考えることができるという本書の趣旨がよく伝わってくる。
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