はじめてよむ日本の名作絵どうわ (5) わらぐつのなかの神様 (はじめてよむ日本の名作絵どうわ 5)
- 岩崎書店 (2016年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265085057
感想・レビュー・書評
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「わらぐつの中には神様がいなさるでね」というおばあちゃんが話し始めたのは、おみつさんという働き者の娘さんの話。かわいい雪下駄を見かけ、どうしても欲しくなったおみつさんは、自分でわらぐつを編んで、それを売って稼いだお金で雪下駄を買おうと思い立ちます。しかし、わらぐつを編むのは思った以上に大変なことで、編み上りは不格好になってしまいます。それでも、使う人が寒くないように、長く使えるようにと、心を込めて作り上げました。さて、市の日。野菜と一緒に編んだわらぐつを出してみましたが、からかう人はいても、買ってくれる人はなかなか現れません。そんな中、若い大工さんが買ってくれました。彼はその後も、市にわらぐつを出すと買ってくれました。何者なのでしょうか。
やだもう、おみつさんのお話、素敵だわ!おみつさん、すごく良い子だわ!加藤美紀さんのイラストがとてもかわいくて、これも良い。高田の子には、ぜひ読んでもらいたい。
自分にできることを、心をこめてするのって魅力的だよね、と思えるおはなし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めて教科書で読む小学生が楽しめるのかどうかわからないが、遠い昔に小学生だった私はとてもいいお話だと思う。
先生、国語の授業がんばって!と思う。 -
村人に好かれてたってのは、自分自身の印象なんだろうか。
これ、おじいちゃんはお風呂屋さんに行ってるのね。
お風呂屋さんってものも、多分もう今の子たちは思いが及ばないだろうから、最後に、なんでお風呂に行ってるおじいちゃんが、外から帰ってくるの?と思うかもしれないな。
杉みき子さんの本は新しいのが全然でてなくて、こうやって新しい本が出るのはとってもありがたいけど、できれば、教科書に載ってないお話しも欲しいなと思います。