悲しい下駄

  • 岩崎書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265820023

作品紹介・あらすじ

敗色濃厚の一九四四年、東京・渋谷。配給による貧しい食事、ぼろ布のような衣服、空襲の恐怖と防空壕の夜…。朝鮮人と日本人の子どもが同居する長屋を舞台に、子どもたちの目で見た戦争の悲惨さ、貧しさやひもじさ、そして差別への深い悲しみを情感豊かに描く。韓国を代表する児童文学作家、クォン・ジョンセンが日本での戦争体験をふりかえり、韓国で発表した自伝的小説の初の翻訳。

著者プロフィール

クォン ジョンセン 1937年東京生まれ。終戦を機に、10歳で韓国に帰国。『朝鮮日報』の新春文芸賞受賞し、作家デビュー、韓国の国民的詩人・児童文学作家となる。その戦争体験や長い闘病生活を通して、子どもたちへの愛情や平和への思いを作品に表し続けた。日本語に訳された絵本に『こいぬのうんち』(平凡社)、『とうきび』(童心社)、小説に『悲しい下駄』(岩崎書店)などがある。2007年逝去。

「2017年 『金剛山のトラ 韓国の昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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