三国志 28 (潮漫画文庫)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267014680

感想・レビュー・書評

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  • 度重なる孔明との戦いに疲弊し養生していた曹真が、再び魏の大都督として蜀との戦い臨む
    自分の策に自信を持ち、司馬懿と賭けまでして孔明に挑むが再び孔明の策に落ち、憤死してしまう

    いよいよ司馬懿仲達がその後を継ぎ、魏を指揮する
    司馬懿仲達は孔明に手紙を書き、決戦の申し込みをする
    受けて立つ孔明

    いよいよ諸葛孔明対司馬懿仲達の正々堂々の勝負
    まずは陣立ての勝負
    魏の「混元一気の陣」に対して、蜀の「八卦の陣」
    勝負、孔明に一日の長ありと見た

    司馬懿を嘲り笑う孔明
    屈辱に怒り狂う仲達
    全てが孔明の作戦だろう

    どんどん勝ち進む蜀
    長安征服を目前にして、意外なところに落とし穴あが
    綻びは身内から
    案外そんなものかもしれない

  • 諸葛孔明と司馬懿仲達、いづれ劣らぬ智謀を尽くしての攻防戦が展開する第28巻です。南征から北伐へと休む間もない合戦の連続が、孔明の体を弱らせ病魔がむしばみ始めていました。仲達は、病に伏した孔明の隙を突いて攻撃をかけますが、回復した孔明の策略によって魏軍は大打撃を蒙り風前の灯火でした。ところが、孔明が帝位を狙って謀反を企んでいるとの仕組まれた噂が飛び交い、勅命によって孔明は帰国を余儀なくされるのでした。蜀国の衰退の兆しが出始めました。

  •  

  • 人の感情、疑惑、疑念などがよく現れている巻。

  • 三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。
    なのでシリーズ通しての感想です。
    横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。
    また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。

  • そろそろ孔明さん限界じゃないですかぃ死なないでくれ時間を止めてと思いますよ!

  • 劉禅ってほんとに。。、

  • 曹真が「筆殺」にて憤死。報われず。

    張苞の死去はショック。
    そして諸葛亮にも病魔が。
    諸葛亮の動けぬ蜀は恐るるに足りない。

    覇道のためには多少の犠牲をいとわぬ司馬懿は
    まさに曹操の後継者に相応しいようにも思える。
    北斗の拳のラオウのような存在感。

  • 読了。

    常に孔明の策の方が司馬懿よりも上回っていると感じるが、味方がしでかして魏をとることができないってのを繰り返している。その上孔明に病魔が……。

    しかも劉禅が超馬鹿。劉備は良い家臣には恵まれていたけど、自身の子供はうまく育てられなかったのね。先が思いやられるぜ。っつーかもうダメなんでしょー?孔明がヤバイんだから。

    孔明死んだら蜀はもうダメだね。そうなったら推しメンは姜維と司馬懿になっちゃうかなー。

    司馬懿も孔明も、互いに恐れて策にハマるまいと慎重だけど、周りが慎重過ぎると呆れたりして勝手なことしだしたりするのを、どうあしらうのかが重要になってくるね。
    (170423)

  • 蜀対魏の続き。
    攻めていいところまで行きながら、いすも引き返す孔明・・・

    三国治めるどころが、巨大な魏を打つのは困難ぽい。

  • 蜀と魏は決戦の時を迎え、蜀は孔明の策により何とか勝利するが孔明は病魔に侵され病床に伏すが小康を得て漢中に引き上げ、魏も洛陽に引き返す。魏は孔明の病を知り蜀を倒さんと進撃を開始する。それに対して蜀は王平・張ギョクに僅かな兵を率いて陳倉に向かわせる。孔明はまもなく天文観察によると大雨が降るからと雨に備えさせる。魏は長雨に疲れはてて漢中侵攻を諦めて引き上げを開始する。蜀は追撃をせず二手に分かれてキ山に向かうが魏延と陳式は孔明の命に背いて進撃を開始し待ちうけていた司馬イ仲達の攻撃を受け壊滅的な損害をうける。孔明は陳式を斬首する。一方魏の曹真は孔明からの便りに憤慨し亡くなってしまい、仲達が孔明に決戦を挑む。蜀は勝利するが、孔明に謀反の疑いありとの噂を流されやむなく進撃をあきらめて引き返す。身の潔白を証明し蜀の内部を固めた孔明は再びキ山に進撃を開始し食料確保のための麦野を攻め、魏に壊滅的な打撃を与える。

  • 本巻では食糧確保の話が頻繁に出てくる。「腹が減っては戦は出来ぬ」のとおり、糧道の確保は戦いそのもの以上に重要なのである。戦いをメインとした歴史小説にはあまりスポットが当たることはないが、たまには「兵士がどのように食事をしていたのだろうか」と思いめぐらせてみるのもまた楽しい。孔明が成都へ引き上げる際に竈を大量に作らせたシーンがあったが、毎回、戦いの度に現地現地で竈を作っていたのだろうか。戦いに疲れた夜に空腹の状態で竈を作らねばならない兵士のハードさやいかに…。それとも料理専門の部隊があったのだろうか…。調べてみたい事柄である。

    本巻のあらすじは以下の通り。

    ・孔明、魏軍が動かないため、動くように仕向けるため陣払い。魏の張コウ、追撃し、蜀は迎え撃ち、一大決戦。蜀軍優勢。張苞、前の戦いの負傷により逝去。孔明も吐血、漢中に引き上げる。
    ・曹叡、曹真より蜀攻撃を提案されて劉曄に相談するも、その話が簡単に漏れたため劉曄に説教される。曹真、司馬仲達、劉曄は漢中攻撃へ。
    ・孔明は回復し、王平と張嶷に迎え撃たせる。孔明が予言したとおり大雨が降り、魏軍は疲れ果てて引き上げる。孔明、それを追撃せずに再びキ山を狙う。司馬仲達はそれに気付き、曹真と賭けをして自身は箕谷へ、曹真は斜谷へ向かう。
    ・孔明、それに気付き、箕谷に向かう魏延と陳式に進軍を見合わせるように命ずるも、受け入れられず、魏軍の伏兵に敗れる。孔明、各将に命じてそれに対処、曹真は蜀軍に捕らわれる一歩手前で司馬仲達に救われる。
    ・孔明、命令違反をした陳式を死罪にするも、魏延は良将の少ない蜀にとっては必要のため不問。
    ・孔明、矢傷で臥せる曹真に挑発的な手紙を書いて怒り狂わせ死亡させる。
    ・司馬仲達、孔明に手紙を書き決戦を申し込み、胃水の岸にて対陣。魏軍は混元一気の陣、蜀軍は八卦の陣を敷き、知恵比べが始まる。司馬仲達、八卦の陣を打ち破ろうとするも、孔明の一工夫に破れず、7割の兵を失うなど大打撃。
    ・蜀軍の食糧輸送のコウ安、10日も遅れて到着したため斬罪にしようとするも、主君の李厳の顔を立てて打ち据えの刑に留める。が、コウ安は逆恨みし魏に投降。司馬仲達の命により、孔明が謀反を企てていると成都で言いふらす。
    ・その噂が成都で広まり、劉禅は孔明を呼び戻す。孔明、司馬仲達の追撃を防ぐため、退陣の度に竈を増やして欺く。
    ・孔明、劉禅に疑いを晴らし、犯人捜しをするとコウ安に行き着くも逃げられる。孔明、キ山に引き返す前に蒋エンと費イに劉禅の教育を依頼。
    ・楊儀、孔明に兵を二つに分けて100日交代というのを提案し、採用される。
    ・孔明、食糧確保として隴西地方の麦に目を付けるも、司馬仲達に悟られて隴西地方は押さえられる。孔明、鬼神の兵に化けさせ、影武者を使い魏軍を翻弄する。
    ・司馬仲達、孔明の籠る鹵城を総攻撃するも、姜維、馬岱、馬忠、魏延などが城外より魏軍を攻撃。司馬仲達、命からがら逃げ延び、上ケイ城に閉じこもる。
    ・魏軍、蜀軍の退路を断ち、孔明を鹵城に孤立させようとするも、孔明に見破られる。蜀軍、100日交代の期限が来たため孔明は帰そうとするも、兵の士気がかえって上がり、奮い立って魏軍を叩く。
    ・孔明、李厳の手紙より呉が魏と同盟を結んだと聞き、総退却する。

  • 劉禅って・・・。

  • 魏の知将、仲達と孔明の攻防、二者の知恵比べ。

    魏の大将曹真が病死し、そのあとを司馬懿が継ぎます。
    いよいよ孔明の最後のライバルが登場です。

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著者プロフィール

ロングセラー「三国志」をはじめ、「水滸伝」「項羽と劉邦」「殷周伝説」(いずれも小社刊)をはじめ、著書多数。

「2019年 『カジュアルワイド 三国志 6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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