- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270002261
作品紹介・あらすじ
アメリカで昨年、日本でも今年公開され話題となった映画『不都合な真実』。この作品はドキュメンタリー映画としては異例の大ヒット&ロングランになり、第79回アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。同名の書籍も世界各国でベストセラーとなり、この四半世紀の間に発生した鳥インフルエンザやSARSといった奇病、猛威を振るったハリケ-ン・カトリーナは、偶然起きたのではないことを教えてくれました。『不都合な真実』は日本やアメリカだけでなく、世界中に地球温暖化の事実を知らしめ、いまやこの問題は地球全体の共通の問題になっています。そして、世界のあちこちでエコ・ライフを送る人たちが増えてきました。
感想・レビュー・書評
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購入して未読のまま、長年本棚にあったうちの1冊。
「旧い本を、ちゃんと1回読んでから断捨離しよう」計画の一環として。
2007年発行の書籍なので、本書では京都議定書の未批准国はオーストラリアと米国となっている。
京都議定書の次が有ったはずと思って調べた。
↓
2016年パリ協定で、やっと米国も批准国となるも、2019年にトランプ大統領によって離脱(トランプって、ユネスコも脱退していなかった?)、2021年バイデン大統領によって復帰ということらしい。
2007年発行の書籍なので、本書では電球型蛍光ランプ(CFL)を推奨されている。
私はこれを買ったり使ったりしたことがなかったが、LEDとの違いを調べてみた。
↓
CFLは微量な水銀を使用している為、2025年末で製造・輸出輸入の全面禁止が決まっているらしい。
知らなかった。
でも現在は販売されている。
というように、1ページも読んでいなかった2007年発行の書籍なので、引っかかった部分は改めて調べてみて良かった。
しかし、米国は世界で1〜2番目に多くの温室効果ガスを排出しているのにもかかわらず…という点はあまり変わっていないようだ。
私個人としては、本書を1ページも読んでいなかった割に、割と個人でできる省エネはやれていたように思う。
地球の為と意識していたわけではなく、家計の為にだったけれど…
どうやら、それでもいいみたいだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元アメリカ合衆国副大統領「アル・ゴア」が地球温暖化について著した作品『不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機』を読みました。
ドキュメンタリー映画が2006年に発表されて、当時、話題になって記憶にあったことと(観てはいませんが…)、最近、PM2.5の飛散等で環境問題への感心が高くなっており、読んでみることにしました。
-----story-------------
地球の未来を握るすべての人たちへ
まず、この事実を知ろう。
地球の明日のために、「できることから始めよう!」
私たちが住んでいる地球は、いま、存在の危機に直面しています。
それをどうしたら止められるか、みんなで一緒に考えてみましょう。
ひとりで見る夢はただの夢。
一緒に見る夢は必ず現実になるのです。
―――愛をこめて 「オノ・ヨーコ」
――「倖田來未」
愛するひとと考える、一番大きな愛こそがこの地球のことだと思いました。
――「あさのあつこ」
地球環境が急速に悪化している。
わかっているのに、どこか遠い事のように感じてしまう。
それは、罪だ。
未来のために個人が手を繋ぎ、声をあげ、国を動かしていかなければ。
――「松田公太」
人間でも動物でも赤ちゃんの手を握ってみてください。
この子達のために何かをしなくてはという気持ちになります。
それを行動に繋げましょう。
――「大橋マキ」
未来の誰かを想って、今日、小さな行動を起こせる人。
そんな人って、素敵だなと思います。
――「杏」
一人ひとり住む環境や世界は違うので、一概にああしよう、こうしようとは私は言えませんが「何か」をやることは必ず「何か」になります。
私達人間と、共に今地球上に生きるすべての生き物に、素晴らしい未来がありますように!!
――「絢香」
すべての人が他人事じゃない。
今ある”幸せ”がずっと続くように、愛する人の笑顔のために、知らなきゃいけないことなんだと思う。
――「河村隆一」
この世界は大きすぎて、幼い自分は、とても小さく思えた。
だからなんとなく生きてしまったり、何事にも無力だったりして…。
ある日、大好きな人が入れてくれたコーヒーが、まるでこの世界みたいに思えて、僕は砂糖の一粒にならなれると思った。
いまだに、コーヒーは苦手だけど、自分の存在がその色や味を、変えられるのだと今は思える。
――「栗原はるみ」
あなたにも今からやれることはいっぱいあります。
一人の力では何もできないと思わずに、まずは自分から行動してみませんか。
みんなでやれば、やがてはそれが大きな力になると信じています。
――「坂口憲二」
サーファーとして、これから生まれてくる子供達に今と変わらぬ海をみせてあげたい!!
――「山田優」
ほんの小さな事でもいいと思います。
自分に出来る事を少しでも積み重ねてゆけば私達・地球のためになるはずです。
そして、将来のすべての命のあるものに、美しい地球を残してゆきたいです!
――「AI」
今 笑えるのも、涙を流せるのも、この場所があるから。
みんなで歌えば何か伝わるかも…、みんなで考えれば何か生まれるかも…、みんなで動けば何か変わるかもしれない…
――「野口健」
人の輪の広がりにこそ可能性を感じます。
一人ひとりの活動は砂漠に一滴の水
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地球温暖化について、具体的な例を挙げ、写真やグラフ等を用いてわかりやすくまとめてある作品した。
■はじめに
■第1章 変わりゆく地球
■第2章 無言の警告
■第3章 冷たい確かな証拠
■第4章 ハリケーン警戒
■第5章 極端な大雨、極端な少雨
■第6章 地球の果て:北極
■第7章 地球の果て:南極
■第8章 新しい地図?
■第9章 深刻な問題
■第10章 健康への害
■第11章 崩れるバランス
■第12章 衝突コース
■第13章 技術の副作用
■第14章 「真実を否定してはならない」
■第15章 危機=チャンス
■謝辞
■Credits (写真・図版提供)
■牽引
■できることから始めよう
■地球温暖化をめぐるありがちな10の誤解
■訳者あとがき
書かれている全てのことが正しいかどうか判断する知識は持っていないけれど、、、
以前より暖かく(暑く)なり、爆弾低気圧という言葉が生まれる程、気象が不安定なっているのは事実… 本書を読んで気付きがあったことは確かですね。
私たち一人ひとりが地球のために出来ることは限られているけど、私たち一人ひとりが地球温暖化の原因になっているのは事実なんだから、もう遅いと諦めず、私たち一人ひとりが意識して、少しずつでも行動することが大切なんだようなぁ… と強く感じましたね。
≪私にできる10の事(ten things to do)≫を、できることから少しずつでも始めようと思います、、、
自分達のため、そして未来の人類のために。 -
開発目標13:気候変動に具体的な対策を
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99020426 -
できることからECO的な生活を実践してね、さもなくば。。。という強迫本。
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自分が普段読まないジャンルを唐突に読みたくなり、そういえばローラちゃんがInstagramで2巻をオススメしていたなと思ったので、私は1巻から読んでみました。
写真のインパクトがとにかく凄くて、地球温暖化による影響の大きさが、入門編といことだけあって、すぐに理解できました。
個人的にはもう少し文章のボリュームが欲しいと思いましたが、地球のピンチをわかりやすく伝えたいという意図で、写真集のような作りになっているのかなと思いました。初めて環境のジャンルに触れる人や、本を読むのが苦手な人にはオススメだと思います。
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閲覧室 451.85||G
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不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機。アルゴア先生の著書。世界の環境問題、CO2地球温暖化問題を平易に解説している良書。地球温暖化をテーマに、写真やビジュアル中心でわかり易い構成になっているので、世界の環境問題やCO2地球温暖化問題を初歩から学びたい大人や中高生にもおすすめできます。アメリカのような大国が不都合な真実に目を背けてばかりでは、世界の環境問題、CO2地球温暖化問題はなかなか解決しないでしょうね。
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地球で温暖化の影響で今(2008年?現在)どんなことが起きているのか。なぜそういったことが引き起こされているのか。食い止めるためにはどうすればいいのかが書いてあります。
入門編ということだけあって、環境問題の素人の私でもさらっと読むことができました。
よく新聞とかで騒がれていることを絵やグラフを用いながら書いてあるので図鑑のような感じ。1時間あれば読めちゃいます。
無知な私がびっくりしたのは、「今までの地球の歴史からすると、寒暖を繰り返してきており、最近の温暖化の影響は長い歴史から見ると普通のことである」というのが、まともな論文には載っていなかったということ。
ロビイング活動にやられてました、私(笑)。
5年以上前の本だけど、ここ最近の異常気象(回数が多すぎて最早異常ではないのかもしれないけど)を経験している身にとっては、とっても身につまされる思いでした。
当たり前のことで頭では分かっているつもりなのに、行動できていない人、私を含めて結構いるんじゃないでしょうか。
5年以上も前の本だからな~と思ったけど、今だからこそ考えさせられる本でした。 -
元アメリカの大統領であるアル・ゴア氏によって書かれた環境問題について書かれた本。
すでにAmazonやウィキペディアでデータの有用性や、アル・ゴア氏の背景にある団体について知っていたので、その事を考慮した上でレビュー。
キリマンジャロの雪がわずか30年程度で大きく減少している、各国の氷河(チェルバ氷河、スイス・ローヌ、ウプサラ、グレイシャー国立公園)が激減している写真、もし海水面が5.5~6m上昇したらマイアミやアムステルダム、メモリアル施設が水の下に沈んでしまう写真を見たときはショックでした。
活動家に「これまで君は地球に関心を抱き、何かしらの行動を起こしてきたか」と聞かれたら、私はせいぜい本書の巻末に書かれている「無駄な待機電力を減らす」などの内、数点の事しかしていない。
環境問題について大まかに知りたい方には薦められる本だと思う。