闇の支配者に握り潰された世界を救う技術

  • 武田ランダムハウスジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270004876

作品紹介・あらすじ

水で走る自動車、ガンが完治する電磁波、寿命を千歳まで延ばす技術、海水を真水に変える装置、地球上を瞬時に移動する円盤…。すでに実現している数々の大発明!それらは一体、なぜ封印されたのか。

感想・レビュー・書評

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  • まず、UFOを信じられない人は読んでも信じられないことばかりではないかと思う。
    最初の冒頭は、映画でありがちな利権の内容だが信じるにも追求すれば殺されるなど過激で恐ろしい。
    しかし、優生思想というのは、頭のいい人の中やナチスを筆頭としたトップに立つ人たちの思想は現実にあり、かの有名な福沢諭吉も似たような考え方をしている。
    そう思うと、財力、権力等を持ち合わせた人物、組織が小さな部屋で考えつく結論に過激な優生思想があってもおかしくはないとは思う。

    とは言え、普通の生活をしている私達にとってどうすべきかわからない。知っておくとしか言えない。

    想像を膨らまして楽しむ人は、好きかもしれない。

  • ベンジャミン氏の本はこの10年来、多くを読んできましたが、この本に書かれていることは真実であって欲しくないと思いました。一般の人を幸せにする技術発明というのは、得てして、その発明がなければ現在の権益を維持している勢力にとっては不都合なものであることは予測できることです。

    今まで発明によって多くの技術が取って代わられてきたのも歴史の示すところですが、それを阻害されているものもあるかもしれません。エゴをやめて地球人全員の幸せを考えた行動を取ることはできないのでしょうか。このようなことを、この本を読んで考えさせられました。

    以下は気になったポイントです。

    ・技術の進歩で絶滅した業界は、氷業者だけでなく馬車、電報、風船業界など多くあり、一つの大きな発明には、それまでの世界を大きく覆す側面がある(p18)

    ・技術の進歩を遅らせている大きな原因は、石油業界、製薬業界および軍需産業である、彼らの利権を脅かす発明が登場したときの対応は、1)発明に投資されているお金の流れを絶つ、2)投資をして自らのコントロールにおく、3)国家安全上の名目で強引に奪う、である(p19、22)

    ・40億年前に地球に生命が誕生したが、5.3億年前に生命は海から姿を帯び始めて、1兆倍の大きさになった、また人間の細胞数は60兆である(p24)

    ・ニコラステラは、代表的な発明として交流電流を初めとして、リモコン・無線・ラジオ・蛍光灯・電気モータ等がある、同時期のエジソンより凄い発明家である(p25)

    ・封印された技術で一番恐ろしいのは、フィラデルフィア実験といわれるもので、電気溶接中に起きた、カメラにより本当に姿が見えなくなる瞬間が捉えれれた(p34)

    ・アメリカでは石油や薬で大きな利権を確立している勢力が、自分たちの特権を脅かす技術を封印している、無料エネルギーのパテントが何度も封印されている、2008年末にエネルギーがタダであることを立証した実験(泡による電子融合技術)も封印されている(p46)

    ・生きる長さによって時間は伸び縮みする、24時間しか生きられない虫の1秒は、我々の体験する1時間にも匹敵する、植物を固定カメラで撮影してから早送りすると植物の動きも把握できる(p51)

    ・シナイ山で見つかったお寺には、紀元前1450年前に大学があり、そこで白い粉の研究(元の金より重いが、羽根より軽い=重力を変えられる)が行われていた、それと同様の挙動をする粉をNSAの人が見せてくれた(p55)

    ・ニコラテスラの設計した塔は、モルガンからの援助が打ち切られる最後の実験で、ニューヨークからロサンゼルスまでの電気が送電された、送電ロスは計算通り2%で通常方法(30%ロス)よりもかなり低いことを証明した(p62)

    ・北米エネルギー政策によれば、エネルギー源の順序を決めたもので、石油・ガス・石炭・原子力、最後に衛星からの電気、と決まっており、無線送電実験は行われなかった(p67)

    ・アメリカの技術者スタンリー・メイヤーは、水を電気分解したブラウンガスで自動車エンジンを動かし、100リットルの水でアメリカ大陸を横断(1998年3月)した(p77、81)

    ・太陽エネルギーのパネルの原材料になるシリコンは地球で3番目に多い物質なのに値段が上昇している、理由はシリコン精製工場をつくる名目だとお金が借りれないから(p79)

    ・エリザベス女王の旦那であるフィリップス殿下は、デンマークとギリシャの王様という肩書きを持っている(p89)

    ・大麻は1948年GHQの要請により制定された大麻取締法により規制されている、かつては衣服を自給する作物として普通に育てられていた、さらにその種は七味唐辛子に入っている(p105)

    ・北海道で大麻特区の申請が2008年に認められた、トヨタ子会社では麻の一種である”ちよま”からバイオプラスチック原料を抽出して自動車部品を生産する(p110)

    ・ライフはウィルスがガンを引き起こしていることに気づいて、がん細胞を殺す周波数があることも知った、1934年に末期がん患者を治した、ただし製薬会社にとって1回の治療でがん細胞が死滅するのは困ってしまう(p115、118)

    ・2002年にインドのカンバート湾の水深40メートルほどの海底から巨大な街が見つかったという事件があった、炭素同定によると9500年前のもの(p140)

    ・南極のUFO基地は、公にはノルェーの南極基地と表記されている、ノルェーではナチスの公職追放がなくナチスの技術が受け継がれている可能性あり(p149)

    ・虫が飛ぶメカニズムも解明されていない、昆虫類には重力を無くす能力があるかもしれない、羽は方向性を決めたり、横に動くためのもので、重力操作は別に行っている(p155)

  • 2009年8月25日
    “消された技術の説明は面白かった​”

  • どこから空想でどこまで正しいのか。
    それを想像しながら読むがいいかな。
    にわかには信じ難すぎる

  • ベンジャミンフルフォードや太田龍訳の著書を読んだ上で本書を読むと蟠りもなく実に自然に理解ができる。序盤から中盤にかけては最高の内容であり、権力によって消された幾つもの科学技術などが理論や実質として理解できる。権力側が握っている地震兵器や異常気象を巻き起こす仕組みについてもしかり。
    後半あたりになると、正直文字稼ぎのような記述が目立ちはじめ苦しくなるし、中国に関しての見解と日本が借金漬けであるという見解は解せないが、それ以外の記述は概ね素晴らしい内容だった。

    やはり昨年の太田龍氏との対談と太田氏の死が重なって成長したフルフォード氏を伺える一書だった。

  • <本の紹介>
    水で走る自動車、ガンが完治する電磁波、寿命を千歳まで延ばす技術、海水を真水に変える装置、地球上を瞬時に移動する円盤…。すでに実現している数々の大発明!それらは一体、なぜ封印されたのか。
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    この本は、読んでみて衝撃的でした。ドラえもんじゃないけど、「こんなのがあったらいいのに」っていう技術をホントなら人類は既に手に入れてるって話。
    ただ、それはずーっと「闇の支配者」に封印されてきた。なぜか。「石油・製薬・軍需の利権確保の為」に。新しい技術は、現在の基盤や価値観の上で勝ちをおさめている人たちにとっては、できれば出てきて欲しくないものだろう。それは、誰でも納得できると思う。仕事の話をしててもよく話題になるキーワードは「属人化」だったりして。

    これは、悪い見方をすれば「自分のアイデンティティとなる今までに自分が頑張って覚えてきた仕事を、他の人ができるようになってしまったら自分がいる意味(自分の価値)がなくなるじゃないか」っていう属人化してるスキルや経験を持ってる人の心理。
    それと、できるだけ属人化は排除したいけど、ユーザやクライアントのコスト削減要求に対して、自分たちのリソースを最大限に発揮しようと思ったら「誰でも何でもやれる形」よりも、「○○は誰」ってそれぞれの分野に専門家を立てて、適材適所でまわすことが一番安くできる方法だっていう管理者サイドの認識。
    大きくはこの2つが壁になってるんじゃないかと思ってる。

    そういう意味で、自分たちが築き上げてきたものの価値が大きい程、独り占めしたくなる気持ちってのはよくわかる。そして、社交界の常識というか、集団心理ってのは似たもの同士を集めるから、そういう「最高レベルの勝ち組」がいるとしたら、その人たちは容易にはノウハウを下にいる人たちに落としてきたりしないんだろうな・・・ってのもわかる。

    だから、この本に書いてあることが全て本当だったとしても、「そうなんだろな」と思いました。「なんで分けてくれないんだ、それがあればこんだけ多くの人が助かるのに!」ってのは、一見世の中全体を見てるようで完全に庶民側の立場の人からしか出てこない論調な気がします。人は、出来てるところ、自分が困ってないことにはなかなか目が向かないし、人から言われたことはやらない生き物だから。そして、自分の損になることをあえてやる人が少ないからこそ、やる人が賞賛される。自分が自分事として捉えたことには異常に執着しても、それ以外は無頓着、それはB型に限ったことではないんじゃないかなと思いました。(ちなみに俺はB型デスが^^;)

    ただ、内容いいこと書いてるとは思うけど、1つ1つの論拠が薄いのが少し残念だったな。
    書いた人が文系なのか、証明と呼ぶには少し粗い展開が多い。それでも、テーマがおもしろいだけにハマる人は一気にハマると思います。
    賢者の石は実際にあった。瞬間移動は実は既にできる。エジソンよりも偉大な発明を世の中に残したにも関わらず、歴史上から抹殺されてる人がいる。地震や竜巻は誰かの仕業。などなど。

    中でも、タイムリーにおもしろいと思ったことが1つ。
    酒井法子さんの逮捕は記憶に新しいですが、覚せい剤の他に大麻も所持してたって話があった。それってホントに悪いこと?なぜ、いけないのかがおろそかにされてはいないですか?

    大麻って、「麻」の別名に過ぎないってことは知ってました?かつては日本で普通に作られてて、その証拠に各地に「麻」のつく地名はたくさん残ってる。調布は麻が育てられていたし、多摩川や多摩丘陵も「多麻」の意味に他ならない。麻生区なんてのもあるよね。実は七味唐辛子にも入ってるから、みんな常習はしてないまでも微量ながら口にはしてる。インドでは今も普通の漢方薬として売られていたり、国によっては合法です。
    そして、麻は植物素材としては最高の強度を持ち、上にも書いたように日本でも(育てれば)身近なところから簡単に調達できる。鎮痛剤として痛みを和らげ、うつ病や目の病気、リウマチなどにも効果があるらしいです。手術や歯の治療で使う「麻酔」は文字通り、大麻を使うことを意味している。そして、ハーバード大学の医学者によれば大麻には致死量がないんだそう。少なくとも、これまでの調査で死亡例が報告されておらず、幻覚作用もないそうです。むしろ鎮痛作用がある為、凶悪犯罪につながる危険性は全くと言っていいほどないのが真相とのことです。
    トヨタの子会社では、麻の一種、苧麻(ちょま)からバイオプラスチック原料を抽出し、自動車部品を生産する見通しを明らかにしたそうな。苧麻はケナフに匹敵する二酸化炭素吸収能力を持ち、九州や沖縄では、年に5,6回も収穫できる。トヨタ自動車では、自動車の樹脂部分をどんどんこうした素材に転換すると言っている。それもやってみたらわかるけど、いろんなところでネットで検索できます。
    ちなみに、こういった麻についての「おかしいだろ」を公に掲げて活動している団体もありました。
    こちら

    この本は、予想だけど著者の想像で書かれている部分も多分にある。でも、考え方とかアイデアをたくさんもらえたし自分としては良かったです。学問を細かく細かくして、本当に意味のあるところから遠ざけて、「遠ざかることが価値なんだ」って、そんな社会の価値観を裏で誰かが形作ってる場合もあるそうなんで、みなさん自分のことは自分で考えてみて下さいね。
    「一番何もわからない人を育てる方法は、MBA(経営学修士号)を取らせることだ。」って言ってる人もいるみたいです。自分の周りにもMBAとか目指してる人は多いけど、どれだけの効果があるもんなんだろか。違う世界が見えてるもんなんだろか。それとも、取ってない人たちより視野も狭く、レベルも下がってたりしてないだろうか。

    「ポーカーを30分やってもカモが誰かわかんない奴は、自分がカモだ。」

    世の中いい人ばかりじゃないし、正しいことばかりでもない。
    自分に知識がないことを棚に上げて、うまくいかないのを誰かのせいにばかりしてても前に進めないですよね。知らないことは失うこと。今やるべきことは、少しでも自分の仲間と知識を増やすことかもしれない、と感じた1冊でした。

  • 作り話かもしれないしそうではないかもしれません。なんとも言えない本です。
    まあそういうことがあっても不思議ではないよね、って感じでしょうか?

  • 評価に困る本。本屋の新刊ベストセラーに並んでいたことと、目次に書かれている項目が新鮮だったので読んでみたのだが、一般的な評価はいわゆる「トンデモ本」。ただし、著者も自分の主張が「トンデモ本」とされるであろうことを認識した上で書いている。一部の主張には十分説得力がある。読みやすい文章なので速読可能。

  • 数年前にこの著者を知りました。
    いわゆる闇世界の情報を教えてくれます。
    他にも裏情報を参考にする人、サイトがありますが、この方はわかりやすく速いと思います。
    真に命をはってるジャーナリストだと思います。

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著者プロフィール

1961年カナダ生まれ。ジャーナリスト。上智大学比較文学科を経て、カナダのブリティシュ・コロンビア大学卒業。米経済紙『フォーブス』の元アジア太平洋支局長。著書に、『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』(光文社)、『メルトダウンする世界経済』『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』シリーズ(イースト・プレス)、『分断される世界経済』『戦時体制に突入した世界経済』(清談社Publico)、『一神教の終わり』(秀和システム)、『破滅する世界経済と日本の危機』(かや書房)など多数。

「2023年 『ディストピア化する世界経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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