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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272210787
作品紹介・あらすじ
ナショナリズムと市場原理主義ではなく、"トランスナショナルな市民社会"による正義にもとづくグローバル・ガバナンスを対抗軸として提示する。
感想・レビュー・書評
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国家の本質は権力性にある。権力の本質は支配にあり、この点では国家は家族共同体や職業生活が営まれる市民社会とは本質的に異なっている。
グローバルガバナンスは東西冷戦の終結後、グローバル化の進展によって従来の国家中心の国際関係を超えた新しい国際秩序を展望する概念として使われるようになった言葉であるが、限愛はそのあり方を具体的にイメージできる段階ではない。
経済活動を原動力とするグローバル化は様々な矛盾を伴いながら、他方で積極的な傾向を生み出してきてもいる。
経済を中心にしたグローバリゼーションは一方でナショナリズムを掻き立てながら、今やとどまるところを知らないかのように急速に進行しつつある。
国民国家的秩序の基底にあるのが正義。あらゆる法秩序の根本には正義がなければならず、それを欠く場合には秩序は永続的なものとはならないからである。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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